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【在韓米軍イラク移動】「西部戦線に戦力空白の懸念」

 在韓米軍第2師団の1個歩兵旅団(3000人余)がイラクに投入された場合、韓半島における戦力の空白はいかほどか。戦力の空白を埋められる代替戦力に対する韓米軍当局の具体的な言及はまだない。

 米第2師団の第1・第2旅団は戦争が勃発した際に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の南侵路上に位置し、南侵を阻止しながら有事の際には米軍の自動介入を保障する引継鉄線(tripwire)の役割を果たしてきた。そのため戦車や歩兵戦闘車両、ヘリコプター、自走砲などで武装している。

 これら部隊は主に北朝鮮の機械化部隊と歩兵部隊の進撃を阻止することが主任務と知られている。第1旅団は120ミリメートル主砲を装着したM1A1戦車などで、第2旅団はUH-60輸送用へリコプターなどを備えた2個空中強襲大隊と1個装甲車大隊などで構成されている。

 軍関係者はイラクの治安維持作戦のため米第2師団の装備のうちM-1A1戦車とM-2ブラドリー歩兵戦闘車両、UH-60輸送用ヘリコプター、AH-64Dアパッチ・ロングボウ攻撃用ヘリコプターなどを主に提供しイラクに派遣し、M-109A6自走砲と口径227ミリメートルの多連装ロケットシステム(MLRS)、陸軍戦術ミサイル・システム(ATACMS)、地対地ミサイルなどは派遣装備から除外される可能性が高いと見通した。

 そうした場合、前方地域に配置され首都圏を射程権に置いている北朝鮮の170ミリメートル自走砲や240ミリメートル放射砲などの長距離砲に対する有事の際の攻撃能力には空白が生まれないが、北朝鮮の機械化部隊及び特殊部隊の侵攻阻止作戦などへの支障が懸念される。

 韓国の国防部はこれについて「在韓米軍が昨年から『3ヵ年計画』で110億ドルを費やし150項目の先端武器戦力増強計画を推進中であり、情報収集分野などはそのまま残っているため歩兵1個旅団が抜けても戦力の空白は大きくないはず」と説明している。

 しかしベトナム戦争以降、こうした大規模な在韓地上軍の海外の戦闘への投入は初めてであるのに加え、1991年の湾岸戦争の時とは違い戦力の空白を埋める代替戦力を韓半島に配置しない計画であることが伝えられている。軍消息筋は「一部の戦力の空白に対する対策は今後韓米間で論議しなければならない」と指摘した。

ユ・ヨンウォン記者 kysu@chosun.com

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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