在韓米軍自走砲の半分 事実上撤退
在韓米軍が米軍第2旅団などイラクに派遣される部隊の戦車や自走砲などの装備をイラクに投入する準備を進めていることが本紙報道で明らかになったことを受け、在韓米軍は「米軍の作戦概念が韓国のものと違うことが誤解を招いたようだ」とし、韓国側に具体的な事前通知をしていなかったことを事実上認めた。
しかし、韓米両国の軍当局は「M1A1戦車やM109A6自走砲などは米軍第2旅団の作戦遂行を支援するために投入されるもの」とし、「小規模であるため戦力の損失はない」と強調している。
1個旅団がイラクの特定地域を受け持って独自の作戦を展開するためには、歩兵部隊の作戦にも1個戦車中隊(10台余)、1個砲兵大隊程度の支援が必要であるとされている。在韓米軍は今回イラクに投入される米軍の戦車や自走砲の数字については具体的に触れなかったが、それぞれ10台(門)余であると伝えられた。
在韓米軍は現在、140台余のM1A1戦車と30門の自走砲「パラディン」を保有している。国防部高位関係者は「米軍は韓国側に『(在韓米軍から)第2旅団を中心に3600人余の戦闘部隊1個旅団をイラクに派遣する』と通知したため、米軍の作戦概念からして米側が韓国側に事実上の事前通知をしたとみるべき」と主張した。
しかし、このような釈明は今年5~6月米軍第2旅団のイラク派遣と在韓米軍1万2500人の削減問題が浮上した当時、政府の高位関係者が説明した内容と大きく異なる。
在韓米軍削減交渉の韓国側首席代表を務めた金塾(キム・スク)外交通商部北米局長は今年6月10日、某ラジオ番組とのインタビューで「今後米軍旅団が(韓半島外に)派遣される場合、その旅団が持っている主要装備や武器は韓国に残される」とし、米軍第2旅団だけが派遣されるかのように話していた。
これに先駆け、今年5月中旬、米第2旅団のイラク派遣発表で、戦力空白が論議になった時、政府の高位関係者らは「1個旅団を派遣するが、航空、機甲戦力は含まれない」とし、戦車やヘリなどの派遣はないと説明してきた。
専門家らはイラクでの効用性の高くない自走砲をあえて持ち出した事実に注目する必要があると指摘する。抵抗勢力のゲリラ戦に対抗する現在の安定化作戦に、戦車や歩兵戦闘車両などが主に使われ、自走砲はあまり使い道がないと言われている。
米国側は今回、在韓米軍が保有している自走砲の半分程度を持ち出したと伝えられた。そのため、米国側がイラク派遣を理由に、一部装備および部隊の撤退を前倒ししているという観測も出ている。
ユ・ヨンウォン記者 kysu@chosun.com
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