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韓半島に春の恒例「黄砂」 人体に有害な物質も含有

 韓半島が、春の招かれざる客“黄砂”に見舞われたため、市民の格別な注意が必要となっている。黄砂は微細な砂だが、人体に致命的な重金属などを含み、各種の疾患を誘発する恐れがあるからだ。

 コビ砂漠やタクラマカン砂漠など中国やモンゴルの砂漠地帯および黄河上流地域で発生する黄砂は、偏西風に乗って中国の工業地帯を通過する。この際に鉛やカドニウムなど人体に有害な重金属物質が混入することになる。

 このため、黄砂に長時間さらされると、砂埃が呼吸器官の奥深くまで浸透し、喘息や気管支炎などの呼吸疾患、結膜炎やドライアイなどの眼の疾患を引き起こす可能性が高くなる。

 また、農作物や広葉樹の呼吸を妨げ、成長に障害をもたらすほか、ひどい場合は航空機や自動車、電車装備など精密機械にまで障害を起こし、半導体の生産工程に悪影響をもたらすこともある。

 呼吸器疾患を患っている人や、免疫機能の弱い高齢者や児童は、黄砂がひどい日は外出をひかえるのが最善の選択だ。一般人も外出する際には、なるべくマスクや目を保護するための眼鏡を着用し、帰宅後は体をきれいに洗わなければならない。養鶏・畜産農家では家畜の保護措置を取る。

 一方、20日から全国の空を覆っている黄砂は、21日午後遅くから消える見通しだ。

 20日午後に、天安(チョナン)の浮遊粒子状物質の濃度が一時648㎍/㎥まで上がったのをはじめ、ソウル522㎍/㎥、江華(カンファ)479㎍/㎥、群山(クンサン)455㎍/㎥、光州(クァンジュ)363㎍/㎥など、全国で今年に入って最も強烈な黄砂が観測された。

 これを受けてこの日午後から慶尚(キョンサン)道と済州(チェジュ)を除く全国で黄砂注意報が発令され、教育当局は体育など、室外活動を控えることをソウル市内の幼稚園、小・中・高校に勧告した。

 気象庁は「黄砂は21日昼まで全国で観測された後、解消する見込み」とし、「しかし浮遊粒子状物質の濃度は前日より多少低い300㎍/㎥~500㎍/㎥水準になると見られ、懸念されていた“黄砂警報”は発令されない見通しだ」と伝えた。

任敏赫(イム・ミンヒョク)記者 lmhcool@chosun.com

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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