【空港カクテル】入国者1日3万人… 税関百態
米国から入国した50代の男性が、荷物を検査する税関検査官相手に一騒動起こした。10年ぶりに帰国する民主活動家だというのに、故国がこんな仕打ちをするのか」という言い分だった。
彼は「この蛮行をニューヨークタイムズ(NYT)に告発する」と声を荒げた。
空港の税関では、このような光景は良く見かける。税関検査官は、一日に何回かは「何で私だけ調べるんだ」と抗議する旅行客と口論になる。仁川空港から入国する人は一日に3万人を超える。
税関はこのうちの2~3%だけを抜き打ち検査する。空港税関チャン・チュンホ班長は「大抵の人が協力してくれるが、一部の人はどうしようもなく騒ぎ立てる」と語った。
つかみ合いの喧嘩になることもある。今月初め、典型的な「犯罪型」風貌をした40代男性が、検査台に来るのを要求する税関検査官に対し、火が付いたように怒りだし、挙句の果てには胸ぐらをつかんだ。彼は、後になってから自身が某病院の院長だと名乗り、「この風貌のせいで、空港に行く度に検査を受けるので、怒りが爆発してやった」と語った。
芸能人たちも「特別待遇」を当然のように要求し、検査に不満を表すケースが多い。
最近、人気が急上昇している20代のセクシー女性歌手、Aさんもその一人だ。今年初め、大きなサングラスに帽子を深々とかぶって現れたAさんは、税関検査官が自身に気が付かないと分かると、苛立ち始めた。「あの娘さんは何でああなんだ」と税関検査官が聞くと「マネージャーは「大韓民国で○○○を知らないとはどういうことか」と詰め寄ったという。
50代女性タレントBさんは今月3000ドル(入国限度は400ドル)を超える衣類を持ち込み摘発されると、“不問通過”させるよう要求した。「タレントがどれだけたくさんの衣装が要るか分からない? 他の人と同じ扱いをしてどうするの」と彼女の説教に数十分間付き合わされたという。
一方、ある検査官は「いつも明るく笑って、向こうから挨拶してくる映画俳優の朴重勳(パク・ジュンフン)さん、軽快な話し振りで冗談を飛ばす女性芸人のイ・ヨンジャさんなんかは税関検査官たちの受けが良い」と語った。
イム・ミンヒョク記者 lmhcool@chosun.com
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