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「優勝は全裸が基本」 セクシーダンスコンテストでの酔狂 

 「オー!セクシー、セクシー、セクシー! ついにみんなが待ち焦がれた今日のハイライト!セクシーダンスを始めます!」

 5日午前3時30分、ソウル・梨泰院(イテウォン)のあるクラブ。白のスーツにサングラスを掛けた司会者がセクシーダンスの開始を告げた。200人余りの客がステージを取り囲んだ。

 「皆さん! 優勝は100万ウォン、準優勝は50万ウォン、3位には30万ウォンの賞金があります。さあ!チャレンジしてください! さあ、今夜も熱く行きましょう!」

 われ先にと男性5チーム、女性7チームがステージ中央に出てきた。「絶対に写真は撮らないで下さい。変態みたいにこっそり撮ってるのが見つかったら即退場です。わかってますよね?」 司会者がもう1度注意を呼びかける。クラブ従業員たちも会場の至る所に立ち、鋭い監視の目を光らせる。

 濃い化粧に胸のラインを強調したスタイルで、最初の女性が登場した。女性は音楽に合わせ、体をくねらせ始めた。時々、自分の胸や下半身に手をやり、服を脱ぐような脱がないような、扇情的なダンスを踊った。

 さらに、きわどいところで留めていた胸の紐の結び目を解いてしまった。そのとたん、客席からは歓声ではなく笑い声が上がった。女性はあらかじめ、胸に太いテープを巻き付けていたのだ。

 続いて、「ミリタリールック(軍服スタイルのファッション)の女性が舞台に上がった。ドレッドヘアの女性は頭を振りながら、徐々に上着とズボンを脱ぎ、投げ捨ててしまった。従業員たちは、女性が投げた服を素早く拾う。この女性は準優勝した。

 次にヒップホップスタイルのガッシリした青年4人が照明の中に立った。パワフルで格好いい踊りを見せつけた男性たちもまた、服を脱いて投げた。

 性器部分だけを隠したターザンスタイルの下着に着替えた男性1人が、ステージの上に飛び出した。頭には顔が分からないよう、オートバイのヘルメットをかぶっていた。そして女性の前に立ち、しきりに腰を振った。このチームは優勝した。

 「お!このお姉さんはセクシーだ!何かやってくれそう!」タンクトップにミニスカートをはき、体の半分以上が露出している女性が拍手を受けながら、音楽に合わせ体をくねらせた。舞台の前の席で見とれている男性に近づき、胸と腰をしきりに振って、1枚ずつ服を脱いでいく。

 裸になった女性は、男性でないとほとんど無理だという、通称“ナイキダンス”(逆立ちして足をナイキのトレードマークの形にする)でもするかのように、片手で身体を支え、両足を広げて見せた。

 全裸ショーが終わったのは午前4時20分頃。この日は、このクラブの上半期セクシーダンス・コンテストの決勝大会だった。クラブの化粧室に貼ってあるポスターには、毎週木曜日と日曜日にセクシーダンスが行われると書かれていた。

 「セクシーダンスに出場する人たちは一般人ではなく、クラブで雇った人なのでは」と訊くと、クラブの従業員は、「そんなことはない」とし、「賞金ハンターたちが服を脱ぎ始めると、一般客もこれに負けじと服を脱く」と話した。

 2日午前3時30分頃、300人余りの客が押し寄せるソウル・江南(カンナム)のあるクラブ。

 軽快な音楽が流れる中、男3人組が舞台の上に上がった。ヒップホップダンスを踊りながら、ステージのあちこちをジグザグに踊っていた1人の男性がそのままズボンを下ろした。男性は裸で“ナイキダンス”を踊り、“ヘッドスピン”(頭を下に付けたまま逆立ちして回転する)を披露した。

 このクラブでは毎週月曜日、全裸になってその日一番のダンスをした人に50万ウォンの賞金を出している。2位、3位はローヤルサルート、バレンタイン12年が賞品だ。

 あるウェイターは、「セクシーダンスがある月曜日には、テーブル席がなかなか取れないので、早く来て場所を取らなくてはならない」と話した。

 司会者は、「1等になろうと思ったら全脱ぎ(服を全て脱ぐこと)が基本です。いくらダンスが上手くても、意味がありません」と話した。先週の月曜日には、一糸まとわぬ姿で逆立ちした女性が優勝したという。

 司会者は、MBCの生放送中に「カウチ」メンバーが性器を露出した騒動を意識してか、「携帯電話の電源を全て切ってください。盗み撮りが見つかったら、ただでは済みません。ここはMBCではありませんよ。わかりますね」と話した。

 「セクシーダンス・コンテスト」は今やソウルなどの大都市では、クラブの定番イベントとなっている。曜日が違うだけで、毎週1回以上はセクシーダンス・コンテストを開くクラブが少なくない。

 3月には、仁川(インチョン)のあるクラブが賞金をかけてセクシーダンス・コンテストを開き、警察に書類送検された。弘益(ホンイク)大学前エリアのクラブでも、ライブが盛り上がると一部の出演者たちが服を脱ぐ事が度々あると関係者は話した。

 警察の“こけおどし”の取り締まりも実際の現場には通じそうになかった。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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