韓国の養殖魚から発ガン性物質検出
中国産の魚類でのみ検出されていた、発がんの恐れのある合成抗菌剤「マラカイトグリーン」が、カガミゴイやマスなど国産の養殖淡水魚から初めて検出された。
海洋水産部は6日、「先月15日から今月3日まで全国のカガミゴイやマスの養殖場67か所を標本調査した結果、マスの養殖場35か所とカガミゴイの養殖場1か所からマラカイトグリーンが検出された」と発表した。
マラカイトグリーンとは、「魚の疾病を誘発する水カビをなくすために使われていた物質」だ。
海洋水産部は、全国296のマスの養殖場と140のカガミゴイの養殖場に対し出荷中止の措置を下し、調査対象を全国すべての養殖場の全魚種にまで拡大することにした。
国内で淡水養殖される魚類は、コイ、カムルチー、ナマズ、ウナギ、コウライギギ、ドジョウ、スッポンなど約10種類。
しかし、海洋部は「塩分の多い海水では水カビが発生しないため、ヒラメやオオノガイなど海で養殖される魚種からはマラカイトグリーンが検出される可能性はほとんどない」と話した。
マラカイトグリーンが検出されたマスの養殖場は、江原(カンウォン)道の13か所、慶尚(キョンサン)北道の11か所、忠清(チュンチョン)北道の7か所、京畿(キョンギ)、大田(テジョン)、忠清南道、全羅(チョンラ)北道の各1か所で、カガミゴイは忠北の養殖場で検出された。
しかし、海洋部の調査は現在436か所あるカガミゴイやマスの養殖場のうち15%(67か所)に対して行われたに過ぎず、調査が進めば検出か所はさらに増えるものとみられている。
昨年、養殖マスとカガミゴイの国内生産量はそれぞれ3502トン、702トンと、淡水養殖魚全体の23.4%、4.7%に上った。
産業用染料のマラカイトグリーンは、国際がん研究機関(IARC)が3つの等級にまとめた「発がん性物質リスト」には属していないものの、90年代初めに発がんの恐れのある物質として認識されたことで、世界的に使用が禁じられてきた。
しかし、国内淡水魚養殖業界は魚類の疾病を引き起こす水カビ退治薬として使用してきた、と海洋水産部は説明している。
これにより、養殖業者が発がん物質を広い範囲で使用してきたにもかかわらず、政府当局の監督不行き届きで水産物のずさんな衛生管理が浮き彫りになった、と指摘されている。
とりわけ、海洋部は今年7月に中国産魚類からマラカイトグリーンが検出されて以後、これまで詳細な調査の代わりに3度の標本調査だけを実施、「国産魚類からマラカイトグリーンは検出されなかった」と繰り返していた。
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