Print this Post Article Lists Back

【教科書】韓国、国定教科書を完全廃止へ

民間の検認定教科書に切り替え

 国が発行する小中高校の国定教科書を完全に廃止し、民間の出版社が教科書を作る検認定教科書に切り替える方策が進められる。

 これを受けて、小中高校の教科書の選択の幅が拡大し、競争による教科書の質の向上が予想される。現在、小学校のすべての教科書と中高校の道徳、国史、国語教科書は国定教科書であり、残りは検認定教科書だ。

 教育人的資源部は今月30日、2010年まで国定教科書を段階的に民間の検認定体制に完全に切り替える予定とし、今年から検定基準を設けるなどの作業に着手すると明らかにした。しかし、小学校用は需要数が多いことによる過当競争や児童の発達段階、教師の授業負担の増加などの問題点を考慮して2010年から段階的に拡大する計画だ。

 また教育部は、教科書検定を4年から5年の周期で行う定期検定制度を導入することにした。これまで教科書の改訂は政治・社会的状況が変わると行われてきたが、定期検定制が導入されれば、出版社は予め計画を立てた上で教科書製作の準備を行える。

 しかし、国定教科書がなくなると教育内容の統一性と中立性を確保できず、社会的な合意が得られていない一部学界の主張や学説が載せられるという指摘も浮上している。教科書フォーラムは最近、一部の中等教科書が大韓民国の歴史について否定的に記述しているとし、問題を提起している。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
このページのトップに戻る