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検察、ローンスターに宣戦布告

 米国系の多国籍ファンド「ローンスター(Lone Star)」に対して、検察が全面的な宣戦布告を行った。今月30日、ローンスター関連の事務室8か所に対して、電撃家宅捜索に乗り出したのだ。検察の関係者は、「脱税と外貨密搬入の容疑は、充分立証できる」と明らかにし、相当部分の証拠を確保したことを示唆した。

◆ ローンスター、3つの容疑

 ローンスターにもたれている容疑は、2003年の外換(ウェファン)銀行を不当な低価格で買収した容疑、147億5000万ウォンの脱税、860万ドルの外貨密搬入の3つだ。

 外換銀行の買収価格問題は、国会・財政経済委員会と投機資本監視センターにより告発され事件化した。金融監督院と財政経済部が、外換銀行のBIS(国際決済銀行)自己資本比率を改ざんし、 外換銀行の経営状況に問題があると見せかけ、買収資格のないローンスターに不当な低価格で売り渡したという主張だ。

 また、ローンスターは、ソウルの駅三洞のスター・タワービルを6200億ウォンで買収して「シンガポール投資庁に9000億ウォンで再販売し、2800億ウォンの収益を手にしたにもかかわらず、税金147億5000万ウォンを納めなかった容疑で国税庁によって検察に告発された。金融監督院は、ローンスターが海外法人と実際にはない取引を行ったかのように見せかけ、、860万ドルを持ち出した容疑で検察に捜査を依頼した。

◆ ローンスター捜査、外換銀行売却までに終えられるか

 最近、 外換銀行の売却を進めているローンスターが、国民(クンミン)銀行を優先交渉相手に選定したことを受け、検察が外換銀行を売却する前に捜査を終えるかどうかが注目されている。ローンスターが、差益の4兆2500億ウォンを手にして韓国から引き上げる場合、ただ見守るしかないためだ。

 検察の関係者は、「外換銀行の売却と検察の捜査はまったく別の問題だ。売却する前に捜査を終えるとは断言できない」と明らかにした。しかし、この関係者は、「できるかぎりスピードを上げている」と言及し、売却する前に捜査を終えることもありうることを示唆した。

◆金在録容疑者、 外換銀行事件にも関連

 検察は身柄を拘束された金在録容疑者が2003年、ローンスターによる外換銀行の低価格買収にも手を染めたという情報を確保し、捜査していると明らかにした。金容疑者が、政界や行政関係者にロビーを行い、ローンスターによる外換銀行の低価格買収を助けた疑いがあるという。にもかかわらず検察は、「ローンスターに対する家宅捜索は、告発事件を受けて行われた捜査であり、金容疑者とは直接的関係はない」と述べた。

 しかし検察の周辺では、同日の家宅捜索が、金容疑者の不正事件および現代(ヒョンデ)自動車への捜査過程と無関係とは言えないとの噂が流れている。金容疑者の不正で始まった捜査が、現代自動車の秘密資金事件に飛び火すると、「現代自動車捜査に政治的思惑があるのではないか」「『金在録ゲート』は姿を消したのではないか」という疑惑の声が強まったため、検察が金容疑者と関係があるローンスターに対して家宅捜索を行ったという主張だ。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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