アストン・マーチン売却説に現代車乗り気?
米国の大手自動車メーカー、フォードが「007のボンド・カー」を手掛けたことで有名な英国系のアストン・マーチン社の売却に向け、買い手を探している。
フォードはこのほかにも自動車ブランドとしてジャガー、ランドローバー、ボルボなども所有しているものの、フォードの未来に対する戦略的再評価の一環としてアストン・マーチンを売却する可能性もあるとの立場を示したものだ。
これに対し、フォードの会長であるとともに最高経営責任者(CEO)であるビル・フォード氏は「アストン・マーチンを売却するのはわたしたちが現在進めている戦略的再評価計画の一環で、フォード・グループの再飛躍に必要な資本金と収益金をもたらすだろう」とし、このところ続いているフォードの収益悪化に対して否定的立場を示してきた株主たちの圧迫が主な要因であることをにおわせた。
ビル・フォード氏は続いて「わたしたちが所有しているブランドのうち、アストン・マーチンを売却することが最も良い選択だと信じているし、すでに関心を示すところが出てきている」と、アストン・マーチンをめぐる買収合戦が激しくなるものと予想した。
これについては、インディペンデントのオンライン版も、まだ正式に決まったわけではないが、アストン・マーチンの買収に関心を示している人物として、ジャガーの買収に関心を示してきた建設機械関連業者JCBの会長アンソニー・バムフォード氏、フォード元社長のジャック・ナセル氏、製油会社GAZの社長でロシアの富豪のオレグ・デリパスカ氏らを挙げている。
このほか、自動車メーカーとしては、ルノー・日産と韓国の現代自動車も同社の買収に名乗りを上げるものと予想されている。
また、ビル・フォード氏は「これまで取りざたされてきたジャガーを売却するという可能性は、今のところ一切考えておらず、ジャガー・ブランドの生産はランドローバーやボルボとともに、この先も進められていくだろう」とし、ジャガーにはフォードの再飛躍に寄与してもらう意向を明らかにした。
アストン・マーチンは1921年、レーシングカーを作るためにリオネル・マーチン氏とロバート・バムフォード氏によって設立された会社で、英国のバッキンガムシャーのアストンクリントンの丘でレースをしたことからこの社名が付けられた。
特に、1950-60年代にかけて大成功を収め、ジェームズ・ボンドの専用車として紹介されながら成功街道を突き進んだ。アストン・マーチン社の車は1台約18万ポンド(約3億2000万ウォン=約3950万円)で売られているが、昨年は会社全体として8500万ポンド(約1530億ウォン=約188億円)の赤字を計上している。
このようなことから、現代自動車がジェームズ・ボンドの愛車として親しまれてきたアストン・マーチンの生産、あるいはデザインに名乗りを上げるのか、期待されるところだ。
パク・ヒボム記者
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