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【統制権】統制権移譲は在韓米軍削減スタートの合図?

 在韓米軍の第8軍司令部が米軍再編により韓半島(朝鮮半島)から撤退する可能性が高いことが分かった。このため、戦時作戦統制権(統制権)の単独行使推進で、在韓米軍の地上軍削減の目途がつくのでは?と懸念の声が上がっている。専門家らはアメリカが統制権移譲後に在韓米軍の地上軍を大幅に削減または撤退するのではないかと見ている。

◆第8軍司令部改編後、ハワイへ移転?

 韓米両国の軍当局は、こうした懸念に対し一斉に「それは違う」と否定した。在韓米軍に精通する韓国軍消息筋は「米の第8軍司令部改編は現在、米陸軍が全世界的に実施しているシステムの変化によるものに過ぎない。第8軍司令部が改編された後、韓国を離れるかどうかも、まだ決まっていない。たとえ韓国を去っても、実際に削減される人員は数十人戦後だろう」と語った。現在、米陸軍は複数の師団・軍団を下に率いる戦区クラス軍司令部として運営されており、第1・3・5・6・7・8軍の6つの軍司令部がある。

 その一方で第8軍司令部の韓国撤退を断言する専門家もいる。別の軍消息筋は「第8軍司令部が改編とともに韓半島を去り、ハワイの米太平洋陸軍司令部に統廃合されるのは確実」としている。一部には、統制権が韓国軍に移譲された後、現在の在韓米軍司令部の代わりを務めることになる「在韓米合同軍司令部(USJTF-K)」に第8軍司令部が統廃合されるという見方もあるが、専門家はその可能性を否定している。また改編された第8軍司令部が、在日米軍に移転する可能性も取りざたされているが、実現の可能性は薄いと言われる。

◆有事での韓半島投入部隊は減少?

 ところが、第8軍司令部は在韓米軍第2師団をはじめとする主な地上軍部隊を率いており、「在韓米軍地上軍司令部」的な役割を果たすという象徴性が強いため、「第8軍司令部の改編後に韓国を撤退することになれば、韓半島安保にどういった形であれ何かしらの影響を及ぼす」と見る向きは多い。

 6・25戦争(朝鮮戦争)当時、第8軍司令部は地上軍作戦を指揮する戦争遂行本部の役割を果たした。しかし1990年代から最近まで、第8軍司令部の役割は徐々に小さくなり、在韓米軍司令官(大将)が兼任していた第8軍司令官は、中将が務めるようになった。

 今も第8軍司令部は、形の上では在韓米軍地上軍の主力となる2師団はじめ、19の支援司令部、35の防空砲旅団(パトリオット・ミサイル部隊)、8つの憲兵旅団などを配下に従えている。主な任務の1つは、19の支援司令部を通じ、韓半島有事の際、韓国軍第1・2・3軍司令部に対し実弾・装備など各種補給品を支援することだ。第8軍司令部がいなくなった後、19の支援司令部が縮小されれば、有事の際の補給能力が下がるのではないか、と指摘されている。また第8軍司令官職がいなくなり、在韓米軍陸軍中将のポストが1つ減る可能性もある。

 第8軍司令部撤退により、韓半島有事の際に投入される米増員部隊の縮小も取りざたされている。韓米連合司令部の副指令官を務めたある予備役大将は「第8軍司令部の改編・撤退は、有事の場合に投入される米増員兵力の規模縮小や、在韓米軍地上軍の削減があり得る、と北朝鮮に知らせているともいえる」と指摘する。

 第8軍司令部改編・撤退の時期はまだ流動的だが、第8軍司令部の運命を握る米軍再編計画は今年中に正式発表され、2010年ごろ実行に移されると見られている。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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