Print this Post Article Lists Back

08年度政府支出、6年ぶりに大幅増

 政府が24日、来年度の財政支出を今年度より7‐8%増やすという計画だと発表した。2002年(9.1%)以降、6年ぶりに高い増加率となった。

 政府は国務会議を開催し、来年の中央政府の総財政支出(予算+基金)を今年(237兆1000億ウォン=約30兆2660億円)より7‐8%増の253兆‐256兆ウォン(約32兆2960億‐32兆6790億円)に設定した。(表参照)

 政府支出が大幅に増加する理由として、基礎老齢年金制の導入のほか韓米自由貿易協定(FTA)保安対策施行など巨額の資金が必要な事業が重なったため、と企画予算処は説明した。

 その上、年末の大統領選挙を控え政府が突如として福祉支出を増やしたことに対し、ばら撒き政策ではとの議論も起こっている。また、政府が2011年までに中央の公務員を5万人増やす計画を打ち出したほか、政府支出の増加率もこの6年で最高になるなど、景気後退の中にありながら「大きな政府」を指向することへの批判も高まっている。

◆福祉支出を大幅増加

 亜州大学のヒョン・ジンクォン教授は「来年は、現政府が推進してきた福祉プロジェクト“ビジョン2030”を予算に反映する最初の年であり、経済成長より福祉関連に対する政府支出が顕著に増えている」と指摘した。

 政府が昨年打ち出した「2006‐10国家財政運営計画」によると、08年度の福祉支出は約67兆ウォン(8兆5500億円)に達し、新しく導入された基礎老齢年金まで合計すると70兆ウォン(約8兆9330億円)を超える見通しだ。

◆財源確保は可能か

 問題は、このように増加した政府支出を支える財源の確保が容易でないという点だ。政府は来年の経済見通しが今年より明るいことから、税収が増えるとみている。また、来年の経済成長率は今年の見通し(4.5%)より高い5%水準と楽観している。

 しかし、国際通貨基金(IMF)、アジア開発銀行(ADB)など主要国際機構は来年度の韓国経済の見通しを4.4‐4.8%水準にとどまると予想しており、政府の経済見通しが楽観的との指摘もある。

朴用根(パク・ヨングン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る