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リネージュ3:日本への技術流出疑惑の背景(中)

 今回の問題で中心人物とされているパク元室長は、XLゲームズのソン・ジェギョン社長と共同で「リネージュ1」を開発した。また、「リネージュ2」の開発にあたっては、パク元室長が開発グループの陣頭指揮をとった。「リネージュ」シリーズは事実上、NCソフト唯一のヒット作であり、まさに同社を支えているゲームといえる。同社は現在、売り上げの60%から70%を「リネージュ」シリーズに依存している状態だ。同シリーズの開発で中心的な役割を担ったパク元室長も、同社から毎年数億ウォンもの成果給を受け取っていたとされている。

 だが今後、「リネージュ」シリーズもこれ以上同社の屋台骨であり続けるのは困難ではないかとみられている。まず、韓国国内のインターネットカフェでのシェアがここ数年下がってきている状況だ。昨年3月に18.2%だったネットカフェでのシェアは、今年3月には16.4%に下がった。

 これに伴い同社の収益も次第に減少している。2004年に1089億ウォン(約141億2000万円)だった同社の営業利益は、06年には518億ウォン(約67億1700万円)に半減した。1997年に登場した「リネージュ1」は、10年以上にわたる人気を誇っている。20歳の時に「リネージュ」のユーザーだった人たちが、今や30歳を迎えたというわけだ。2001年に登場した「リネージュ2」も、7年間にわたって同社の屋台骨となっている。目まぐるしく変わる技術の特性上、普通のオンラインゲームは7年も経てば人気に陰りが見えてくるものだ。

 それでも同社が7年間も「リネージュ」の新作を発表しなかったのは、「リネージュ」シリーズに対する社会的な評価が芳しくないことが背景にある。「リネージュ」シリーズは中毒性が非常に強く、一度ハマったらやめられなくなるという指摘が絶えなかった。また、「リネージュ」のアイテムの現金による売買は重大な社会問題となっている。

 同社はこうした批判を逃れるため、海外に目を向けた。海外で「シティ・オブ・ヒーロー」、「ギルドウォーズ」、「タビュラ・ラサ」などの新たなオンラインゲームを手がけたが、まだ「リネージュ」シリーズほどの成果は上げていない。

 そして昨年、同社の金澤辰(キム・テクチン)社長は「“リネージュ3”を開発する」と発表した。同社は結局、「リネージュ」シリーズとパク元室長に再び会社の将来を託すことを決めたのだ。それから約1年の間、パク元室長は100人を超える開発スタッフをスカウトし、「リネージュ3」の開発に当たってきた。

白剛寧(ペク・カンニョン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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