「世界の製鉄所」へと浮上するインド
ポスコが年産1200万トン規模の一貫製鉄所建設を進めているインド東部地域が、世界的な鉄鋼メーカーの激戦地として浮上している。これは、インドの急速な経済発展により現地の鉄鋼需要が急増している上、100億トンにも上る豊富な鉄鉱石の埋蔵量により原料供給難も解消できる適地であるためだ。
世界4位の鉄鋼メーカーであるポスコに続き、世界最大手の鉄鋼メーカーのアルセロール・ミタルが同規模の製鉄所建設案をインド政府に提出しており、日本の新日鉄(世界2位)や中国の宝山鋼鉄(世界5位)などもインド進出を急いでいる。
これによりポスコは、この地域の鉄鋼石の採掘権確保と市場先占をめぐり、世界的な鉄鋼メーカー各社と激烈な競争を繰り広げることになると見られている。
8日、インドと中国のマスコミ報道は、中国の国営鉄鉱石貿易会社・中鋼集団公司が、来月中にインド東北部のジャルカンド州政府と年産500万トン規模の一環製鉄所建設に向けた了解覚書(MOU)を締結する見通しだと報じた。
ジャルカンド州はポスコの製鉄所敷地があるオリサ州の北側に隣接する州で、鉄鉱石の埋蔵量(36億トン)がオリサ州(50億トン)に次いでインド国内で2番目に多い。中鋼集団の現地法人側は「今後の5、6年間で40億ドル(約4800億円)を投資、この地域に製鉄所を完成させる予定」とインドのマスコミに明らかにした。
また中鋼集団は、製鉄所の建設敷地をポスコのオリサ州製鉄所敷地のように「経済特区(SEZ)」に指定することを要請したとインドのマスコミは伝えている。中国・上海証券報は、中鋼集団が中国最大の鉄鋼会社である宝山鋼鉄などと共同で製鉄所を建設することが予想されると報じており、この製鉄所は事実上中国鉄鋼メーカーのインド内生産基地になる見通しだ。これに先立ち、日本の新日鉄もインド最大手の鉄鋼会社であるタタ製鉄と自動車用鋼板を現地で合弁生産するための交渉を進めている。
崔有植(チェ・ユシク)記者
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