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野球:元巨人のチョ・ソンミン、5年ぶりの先発勝利

 今季初め、ハンファの金寅植(キム・インシク)監督はチョ・ソンミン投手に最後通告を突きつけた。

 「ソンミン、今年が最後だ。今季もだめなら野球をやめよ」

 2005年、ケーブルテレビで野球解説をしていたチョ・ソンミンを金寅植監督が現役に復帰させた。「ソンミン、そこはおまえの居る場所ではない。待っているから体を作って来い」との金監督の発言は、その後何人かのピークを過ぎた選手らを対象に変形、パロディー化され話題となった。

 高麗大時代、チョ・ソンミンはアマチュア最高のスター選手だった。巨人に入団後、実力に劣らぬルックスのおかげで、多くの日本人女性ファンをとりこにした。その後、女優チェ・ジンシルとの結婚で世間を騒がせたチョ・ソンミンだったが、しばらくして離婚。離婚は訴訟にいたるほどの大騒動へと発展した。

 さらに、この渦中に手を出した製パン事業が失敗するなど、チョ・ソンミンには風雲児というあだ名がぴったりだった。チョ・ソンミンが野球選手だったということを世間が忘れかけていた中、金寅植監督が彼を投手として呼び寄せた。しかしこれについては「果たしてやっていけるのだろうか」と、疑問視する声があちこちで上がっていた。

 05年8月15日にハンファの選手として韓国プロ野球にデビューしたチョ・ソンミンは、その年は中継ぎで19回3分の1を投げ、2勝2敗、防御率6.52を記録した。満足のいく成績ではなかったものの、「事業家チョ・ソンミン」、「チェ・ジンシルの前夫チョ・ソンミン」が「野球選手チョ・ソンミン」として帰ってきたという評価を得るには十分だった。

 しかし昨年、チョ・ソンミンは開幕後まもなく右肩の手術を受け、そのシーズンは6回と3分の2しか投げることができなかった。巨人時代に受けたひじの手術に続く悪夢がよみがえるような気がした。

 金寅植監督が復活を心待ちにする中、チョ・ソンミンは今季2度目の登板となった22日の現代戦で5回を4安打2失点に抑え、勝利投手となった。朴賛浩(パク・チャノ)、イム・ソンドン、チョン・ミンチョルとともに「黄金の92学番(1992年度大学入学)世代」といわれたチョ・ソンミンが、ついに韓国復帰後初の先発勝利を挙げたのだ。チョ・ソンミンは試合後、「5年ぶりの先発勝利よりも役割を果たせたことがうれしい。僕は自分のボールに球威がないことを知っているので、ボール球を打たせることに専念した」と感想を述べた。

清州=キム・ナムヒョン記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版
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