【社説】公衆の面前でブタを八つ裂きにした野蛮なデモ参加者
今月22日午後1時、ソウル龍山の国防部前で「軍部隊移転反対利川非常対策委員会」が開いた「特殊作戦司令部部(特戦司令部)」が終了する直前のことだった。集会に参加していた利川の住民約20人がステージの前に出てきた。一同は大きなおけの中から4本の足をロープで縛った1メートル20センチ余りのブタ1匹取り出すと、四方から引っ張った。しばらくもがいていたブタは、約1分後に四肢が裂けてしまった。そしてこの参加者らはのたうち回るブタののどを包丁で切りつけた。その後、ブタは国防部前の歩道を血で染めたまま約30分間放置されていた。
「利川非常対策委員会」によるこの「パフォーマンス」を見守った一部の参加者は拍手を送り、大型の太極旗(韓国の国旗)を掲げた人もいた。この集会には利川市長や河南市長、国会議員や住民1500人が参加していたが、こうした行為を止めようとした人はいなかった。
「利川非常対策委員会」は「一部の参加者が突発的に引き起こした事件」とし、今さらながら弁解しているが、このむごたらしい光景はすでに海外のメディアでも報道され、インターネットを通じてヨーロッパや米国の動物保護団体にも伝えられたという。
この日の集会は軍基地を利川市に移転すると発表した国防部を非難し、国防長官の解任を要求するために開かれた。集会では20万人の住民を動員して移転を物理的に阻止するとの決議も行われた。しかし今回の直視できないような残忍極まりないブタの八つ裂き行為と、そうした反対運動や決議内容とは何の関係もない。またこの野蛮な行為が、いったい何のために行われたのか、納得のいく説明もない。
韓国のデモ現場では野蛮な行為がつきものだ。てい髪やハンガーストライキ、自害行為や焼身自殺といった抗議行動に、竹やりや火炎瓶による暴力、投石、放火に至るまで、ありとあらゆる非人間的な光景が展開される。今や、取り締まりにあたった警察官が暴行を受け、入院するような事態も珍しくない。こうした見苦しい韓国のニュースはしばしば世界のメディアに取り上げられてきたが、今回の事件では何の罪もない動物を残酷にも処刑するという異常さに世界の視線が集中するものと思われる。
いったいなぜ韓国人の心はここまですさんでしまったのか、嘆かわしいかぎりだ。
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