世界の防衛産業、売上高の63%は米国企業(下)
【特集】韓国防衛産業の現在(8)
こうした世界有数の兵器メーカーの特徴は、企業の競争力を高めるために、常に他の企業との買収・合併(M&A)を行っていることだ。1990年代の米国では、ロッキードとマーチン・マリエッタ、ボーイングとマクダネル・ダグラス、ノースロップとグラマンが、それぞれ大規模な買収・合併に踏み切った。
昨年には、英国のBAEシステムズが米国のユナイテッド・ディフェンスを41億9200万ドル(約5072億円)で買収・合併し、話題となった。その結果、BAEシステムズは、英国メーカーであるにもかかわらず米国国防省と取引できるようになり、同省と取引するメーカーのうち6番目に大きい会社となっている。
また、相次ぐ買収・合併により、兵器発注が大手メーカーに集中するといった現象も具体化している。90年には上位5社が兵器販売額全体の22%を占めていたものの、03年には44%へと倍増している。これを上位10社にまで拡大した場合、90年には37%にすぎなかったが、03年には61%へと急増している。
また、世界の兵器市場における供給(販売)国が、ごく少数の特定国にしぼられていくといった傾向も、いっそう高まりを見せている。05年の世界全体における兵器販売で、5大供給国(米国、ロシア、フランス、ドイツ、オランダ)が占める割合は実に82%に上っている。
01年から05年までの5年間に行われた兵器輸出では、ロシアが289億8200万ドル(約3兆5068億円)で最も多かったほか、次いで米国(282億3600万ドル=約3兆4165億円)、フランス(85億7300万ドル=約1兆373億円)、ドイツ(56億300万ドル=約6812億円)、英国(39億3300万ドル=約4759億円)の順となった。
イスラエルは14億7100万ドル(約1780億円)で第12位、韓国は3億3700万ドル(約408億円)で第17位、北朝鮮は1億4800万ドル(約179億円)で第26位となった。
また、同期間における兵器輸入では、中国が133億4300万ドル(約1兆6145億円)で第1位を占め、次いでインド(93億5500万ドル=約1兆1319億円)、ギリシャ(61億500万ドル=約7441億円)、アラブ首長国連邦(48億6700万ドル=約5889億円)、英国(29億2700万ドル=約3542億円)の順となった。なお、韓国は25億6100万ドル(約3099億円)で第9位を占めた。
崔源錫(チェ・ウォンソク)記者
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