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記者室統廃合:韓国政府、朝鮮日報主催の賞を妨害(下)

 こうした事態に至ったきっかけは、昨年7月28日付の本紙記事「鶏肋大統領」だった。当時与党だったヨルリン・ウリ党が、失政により支持率が最低となった大統領と共同歩調を取るのが負担となり、そうかといって政権与党の利点を放棄することもできない立場にある状況を「鶏肋」と評した内容の記事だ。「鶏肋」とは持っていても特に利益にはならないが、捨てるには惜しいものを意味する故事成語。

 その後大統領府は「全面的に対応する」と本紙に通知してきた。さらに「麻薬の害悪性と深刻さを連想させる」とし、「対応は中長期に及ぶだろう」と攻撃してきた。

 それが具体化したのは3日後だった。7月31日に教育人的資源部、翌8月1日午前中には環境部、同日午後には警察庁関係者が来社し、賞から抜けると伝えてきたのだ。関連部処の担当者たちはその理由として「新しい賞の制定を考えており、それと重なるから」「受賞による昇進者が多くなった」などと説明した。しかしこうした態度は、数カ月前の青龍奉仕賞や環境賞の審査当時とはまったく異なっている。昨年6月29日の環境賞授賞式で環境部の李致範(イ・チボム)長官は「朝鮮日報の環境保全に対する関心と努力は、国民と企業が環境保全を実践するのに大きく貢献している」と語った。また、同年4月6日の青龍奉仕賞授賞式で警察庁の李宅淳(イ・テクスン)庁長は「伝統と栄誉に輝く青龍奉仕賞授賞式を皆様と共に非常に喜ばしく思っている」と述べた。ところがその政府がわずか数カ月で突然立場を変えたのだ。

 これに対し、賞の制定に参与した政府関係者は一様に理解できないとの反応を示している。1993年に制定された環境賞は当時の環境処長官だった李在昌(イ・ジェチャン)ハンナラ党議員が提案したものだった。李議員は「当時、環境処を環境部へと昇格させるためには国民的関心が必要だったことから、環境問題に関する活動を活発に行っていた朝鮮日報に自分から要請した」と語った。

 これについて匿名希望のある政府関係者は「大統領府から非公式の指示があった」と明らかにした。「鶏肋大統領」記事に対し大統領府が警告するとし、各部処が実際に報復に乗り出したというわけだ。

チョン・ソンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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