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アイスランド経済、円キャリーショックから「脱出」か

 昨年、円キャリー投資解消で直撃弾に見舞われたアイスランドの株式市場と為替市場が、今年に入り再上昇している。

 14日付ブルームバーグ通信によると、アイスランドのクローナは今年に入り、ドルに対し12%上昇、コロンビアのペソに次ぐ上昇率を記録した。またアイスランドの主要株式指数ICEX15は26%上昇し、欧州株式で最大の上昇率となった。

 人口30万人の小さな国アイスランドは、過去3年間でめまぐるしい成長を遂げた。

 2004年と05年には、政府のほか世界2位のアルミニウム生産メーカー・アルコアなどが数百億ドルを投資し、それぞれ7.6%、7.2%の成長率を見せた

 このように、景気が過熱傾向を示すと、中央銀行は昨年1月に政策金利を10.75%に引き上げ、緊縮政策に乗り出した。その後、金利は14.25%まで上昇した。

 これを受け、日本のような低金利国家から資金を借り高金利資産に投資するキャリー投資家らがアイスランドに殺到し、株価が上昇、クローナは急騰した。

 しかし、昨年日本銀行がほとんどゼロに近かった金利を引き上げ始め、円キャリー投資の解消が始まると、アイスランド株式と為替市場は大打撃を受けた。

 昨年3月から資金が流出し始め、金利を攻撃的に引き上げていたアイスランド経済は後退の危機に陥った。

 昨年1月6日から4月20日まで、クローナはドルに対し17%下落、ICEX15指数は2月15日の時点に比べ24%下落し、7月に底を打った。

 とはいえ、アイスランド経済は依然として堅調な成長傾向を示している。昨年1年間の国内総生産は2.6%増加。今年は0.9%と鈍化が予想されているが、来年は再び2.9%に回復する、と財務省は見込んでいる。

 近年、アイスランドでは有名観光地ブルーラグーンをはじめ、同国の主要収入源である観光産業がブームになっている。昨年、アイスランドを訪れた観光客は39万8000人で12%増加。このうち38万人以上が昨年、温泉で有名な観光地ブルーラグーンを訪れた。

 一方、アルミニウム産業も急成長している。昨年、アイスランドの投資の40%以上がアルミニウム産業で行われた。

 アイスランド株式が依然として低評価されているため、追加上昇の余地は十分にある、というのが専門家の分析だ。ICEX15指数の株価収益率は12.8倍で、欧州指数であるダウ・ジョーンズ600指数の13.8倍よりも低い。特にアイスランドの高金利により、海外投資資金の流入は今後も続く見通しだ。

 シンプリシティABのファンドマネージャー、オルフ・インジェマソン氏は「アイスランド株式のモメンタムは相当に強い。今年投資比重を拡大する計画だ」と話した。

edaily/朝鮮日報日本語版

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