核問題:訪朝したヒル次官補 「失われた時間埋めよう」
北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で米国の首席代表を務めるヒル国務次官補が21日、1泊2日の日程で北朝鮮入りした。
ヒル次官補は22日まで平壌に滞在し、姜錫柱(カン・ソクジュ)外務省第1次官、同協議で北朝鮮の首席代表を務める金桂寬(キム・ゲグァン)外務次官らと会い、核廃棄に向けた今年2月の合意事項の速やかな履行、米朝関係正常化などについて協議を行う見通しだ。合意履行の障害となってきたマカオの銀行、バンコ・デルタ・アジア(BDA)の送金問題が解決した状況でヒル次官補が北朝鮮入りしたことにより、核廃棄プロセスをどれだけ前倒しできるかや米朝関係正常化に転機が訪れるかが注目される。ヒル次官補は21日午前、日本から韓国に到着。軍用機で烏山米軍基地を出発し、午後0時35分に平壌に到着した。22日午後には烏山基地に戻り、韓国側に今回の訪問結果を説明した後、日本経由でワシントンに戻る予定だ。
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙・朝鮮新報は、ヒル次官補が平壌に到着後、北朝鮮の核問題解決に向け、「われわれは今春以降に失われた時間を埋めたい」と述べたと報じた。ヒル次官補は平壌郊外の順安空港で同紙の取材に対し、「域内問題を協議するために来た。われわれは6カ国協議のプロセスを前進させることを望んでいる」と語った。ヒル次官補が金正日(キム・ジョンイル)総書記と会談する可能性に関して、韓国の外交部関係者は「分からない。現時点で会談は組まれていないと承知している」と述べた。
米政府高官による北朝鮮訪問は、2002年10月のケリー国務次官補以来、4年8カ月ぶりとなる。
これに関連し、韓国、日本など6カ国協議参加国は、7月初めに首席代表会合を開く方向で調整している。また、宋旻淳(ソン・ミンスン)外交通商部長官は来週中に訪米し、ライス国務長官と会談する予定だ。
一方、中国外務省は21日、楊潔チ外相が来月2日から4日まで北朝鮮を訪問すると発表した。
キム・ミンチョル記者
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