安倍首相、お坊ちゃんコンプレックスの結果は…(上)
安倍晋三内閣の支持率が30%を割り込んだ。政界では支持率30%は権力維持の最低ラインを意味し、それ以下になると政権内部で後継論議が始まる。安倍内閣は去年9月にスタートしたばかりだ。発足当初の支持率は60%を超えていた。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権初期のペースを思い出させるような支持率の急落ぶりだ。
思想的には正反対だが、安倍首相と盧大統領は共通点が多い。国民の人気を得て再び失うプロセスも良く似ている。盧大統領を思い起こしながら安倍首相を振り返ると、正反対の立場にある指導者がなぜこのように多くの共通点を持つようになったのかが分かる。
支持率が下がると日本で最初に出る言葉が「やはり」だ。「心配していた通りに進んだ」ということだ。政界やマスコミが同じ反応を示す。
安倍首相はかつて「政界のプリンス」と呼ばれていた。現在は支持率低下でその光は失われつつあるが、その家系には岸信介元首相(外祖父)、安倍晋太郎元外相(父)など高名な政治家が名を連ねている。安倍首相はそのおかげで総理になったといっても過言ではない。そのため安倍首相は「お坊ちゃん」とよく言われる。名家出身で自然に宰相にまでなったということだ。しかし、日本人は疑いを持ちながらも「首相になったからには何かするだろう」と期待していた。
安倍内閣の支持率が最高潮に達したのは首相就任直後に中国と韓国を続けて訪問した時だった。靖国神社参拝を支持する屈折した歴史観と偏った外交観を克服したと受け入れられたからだ。
しかしそれ以上に発展することはなかった。安倍首相の「お坊ちゃんコンプレックス」は盧大統領の「成功一代記コンプレックス」のように自らを押さえつける心理的ハンディキャップとして作用している。種類は異なるが、「青二才政治」「意固地な政治」として現れる結果は良く似ている。
東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員
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