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「エール大の歴史上“シン・ジョンア”という学生はいない」

 米エール大学対外協力担当副局長のラインスタイン氏(62)は17日(現地時間)、「シン・ジョンア氏の学歴証明書類は完全な偽造」と断言した。エール大学で11年間勤務する同氏はこの日行われた本紙とのインタビューで、「われわれはシン氏という人物が誰かも知らないし、関連する記録もまったくない。エール大学の歴史でシン・ジョンアという名の学生が在籍していたことはない」と述べた。

-何が誤りなのだろうか。

 「ラテン語の博士学位証明書の下段にある署名欄にハワード・ラマー前総長と秘書のサインがある。しかしラマー総長は1992年から93年に1年間臨時で総長を務めたに過ぎず、その後は現在のリチャード・レビン総長が在任している。なぜ2005年の学位証明書に92年の総長のサインがあるのか。誤りはそれだけではない。より重要な点は、毎年5月に行われる卒業式で配布される大学院のパンフレットにはその年の卒業生の名前が記載されるが、当時の美術史学科の博士学位取得者10人の中にシン氏の名はなかったという点だ」

-シン氏が学生証や図書館の貸出証などの資料を得るために米国に来ているらしいが。

 「その書類はまだ見ていないので何も言えない。エール大学の学生は、自分の写真と有効期間が記載された学生証を1つずつ持っている。図書の貸し出しを受ける時もこの身分証が必要だ。別途に図書館の貸出証があるわけではない」

-学位を受けなくても学生証を受け取れる方法はないのか。

 「訪問教授」の場合でも、エール大学の身分証を発行する。しかしシン氏はそのような身分証を受けた記録そのものがない。学生記録や卒業生名簿などを確認して誤りがなかったかを調査したが、シン・ジョンアという名はなかった。だから完全な偽造という結論を下したのだ」

-これまでにもエール大学で学歴ねつ造問題はなかったのか。

 「非常に珍しいことではあるが、過去にもそういう事例はあった。しかし過去のケースでは、問題が発覚すると当事者たちは静かに行方をくらましていた。韓国人は初めてだが、最後まで抵抗する点が過去の事例とは異なる。最後まで抵抗して何を得られるというのか分からない」

エール大学(コネチカット州ニューへブン)=金起勲(キム・ギフン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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