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参院選:「帰ってきた小沢」…狙うは首相の座?(上)

 自民党のドン、金丸信はかつて、竹下派の若手から将来の首相候補として「乱世の小沢」を挙げた。現在民主党を率いる小沢一郎代表のことだ。金丸氏の発言は「乱世を収拾する人物」という意味合いだったが、今回の参院選で小沢氏は乱世を演出する役割を担った。

 小沢氏は米国式の二大政党制を主張している。構想通りに政権交代が実現すれば、社会党の没落以来、自民党を中心に小政党が乱立した日本の政治地図が根底から変わることになる。

◆「次期首相に」との声も

 小沢氏は自民党を崩壊させた前歴と高慢にも見えるイメージのせいか、「次期首相に適した人物は誰か」との世論調査では、小泉前首相、麻生外相の自民党勢に押され、3位にとどまっている。しかし、今回の参院選大勝で世論が変わる可能性は十分にある。

 小沢氏の首相就任可能性は、自民党勢力をどれだけ自陣に引き入れるかに懸かっている。しかし、1990年代以降は政敵をつくる期間だった。93年に自民党を離党、同党の1党支配終結に決定的な役割を果たした。その後も政界の離合集散を主導し、「壊し屋」との別名でも呼ばれた。

 最大の弱点は健康面だ。小沢氏は91年に狭心症で倒れて以降、健康問題を指摘されて久しい。今回の参院選でも投開票が行われた29日、疲労を理由に自宅で静養し、民主党圧勝にもかかわらずメディアに姿を見せなかった。

東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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