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参院選:「帰ってきた小沢」…狙うは首相の座?(下)

◆独自の改憲論

 小沢氏は政治家の系譜上で「保守本流」に属する。衆議院議員を務めた父小沢佐重喜は、保守本流の祖と称される吉田茂元首相の側近だった。父の選挙区を受け継いだ後も、自民党内で田中-竹下ラインにつながる自民党保守本流の「皇太子」として頭角を現した。

 小沢氏は99年に『文藝春秋』に寄稿した「日本国憲法改正試案」で、「(米軍による)占領下に制定された憲法は無効」と主張した。しかし、安倍晋三首相が主張する急進的な改憲論(9条改正、自衛軍の創設)とはかなりの開きがある。小沢氏は改憲論争の争点である9条をめぐり、紛争解決の手段としての武力を放棄し、交戦権を認めないとする1、2項を維持し、「正当防衛のための武力保有」のみを許容する3項の新設を主張している。自衛隊を国防に専念させ、日本主導で国連常備軍を別に組織し、国際協力を進めるべきとの立場だ。

◆韓日関係

 小沢氏は日米同盟の重要性とともにアジア外交を重視し、靖国神社のA級戦犯分祀(ぶんし)を主張する。歴史問題では90年に天皇のお言葉問題に関し「これ以上地べたにはいつくばったり、土下座する必要があるのか」と述べたいわゆる「土下座発言」で波紋を呼んだが、保守本流の伝統を受け継ぎ、韓国と中国に対する理解は深い。

 小沢氏は2000年、自由民主連合の朴泰俊(パク・テジュン)首相就任に合わせ訪韓し、本紙とのインタビューで朴元首相を「先輩であり友人だ」と表現した。「大先輩」である金鍾泌(キム・ジョンピル)元首相とは囲碁仲間だという。

東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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