サッカー:韓国代表ファーベーク監督が辞意表明
サッカー韓国代表のピム・ファーベーク監督が29日午前、インドネシアのパレンバンで行われた日本との3位決定戦(アジアカップ)の後、辞任する意向を明らかにした。ファーベーク監督は「契約期間は来年8月の北京五輪まで残っているが、大韓サッカー協会に今回の日本戦を機に契約を終了したい旨を伝えた」と明らかにした。昨年6月末に韓国代表チームの指揮官として就任して以来、13カ月目のこと。ファーベーク監督は、代表チームとともに30日午前6時40分の大韓航空便で韓国に帰国する。
この知らせを受けた大韓サッカー協会は、すぐに技術委員会を召集して監督の辞任問題について話し合う予定だ。なぜなら北京五輪のアジア地域最終予選が、来月22日にまで迫ってきているためだ。
それでは、ファーベーク監督が監督辞任を選択した理由は何だろうか。同監督は、あくまでアジアカップでの優勝を目標としていたものの、朴智星(パク・チソン)をはじめとする主力メンバーが相次いで戦列を離れる中、辞任の目安をアジアカップでのベスト4進出へと変更。これを見事クリアした。日本との最終試合では粘り強さを発揮して見事勝利をものにしたことから、韓国国内での世論もファーベーク監督に対し好意的な方向へと変わっていく可能性があった。実際インターネット上では、監督の辞任に反対する世論も強い。
ファーベーク監督は「国家代表チームと五輪代表チームを同時に引き受けたことで、かなりのエネルギーを失った。常に良い成績を望むサッカーファンたちの期待を満たすのは容易でなかった」と明らかにした。同監督は、アジアカップで奪ったゴールがたったの三つという悲惨な試合内容で更迭説が飛び交う中、準決勝でイラクに破れ、決勝進出が断たれたのを機に、辞意を固めたものと思われる。また、監督の父親が最近心臓の手術を受けたため、ヨーロッパで家族の面倒を見る人が必要との思いも作用したようだ。
「アジアカップで優勝し、北京五輪ではベスト8以上の成績を挙げる」との抱負を語っていたファーベーク監督だったが、アジア大会(ドーハ大会)では4位、アジアカップでは3位と、それぞれ思い通りの成績を挙げることができなかった。国家代表が行うAマッチでは6勝5敗6分け(PK戦は引き分けと見なされる)、五輪代表の試合ではアジア2次予選での5勝1敗を含め5勝1敗2分けという成績だった。
こうした成績に対する評価は、選手団の内部と外部でかなりの温度差がある。サッカーの専門家たちは一様に、戦術が単調なことや、危機的状況への対処能力が不足していることなどを挙げ、監督初心者としての限界を指摘している。つまり、ワールドカップ(W杯)など大きな大会を任せられるほどの人材ではなかったというのだ。また、代表選手の召集をめぐり浮上したKリーグとの摩擦問題で、多くの敵を作ってしまった。しかし、ソル・ギヒョンや金珍圭(キム・ジンギュ)などの国家代表選手たちは「韓国選手を最もよく理解している外国人指導者で、監督としての実力を発揮するにはあまりにも時間が短過ぎた」と擁護している。
閔鶴洙(ミン・ハクス)記者
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