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韓国株:株価急落でも個人投資家が「買い」に走る理由とは

 個人投資家はしばしば「アリ」にたとえられる。1日のソウル株式市場では、外国人投資家が相次いで売りに走る中で、アリが市場に群がり、株式の物色を続けた。KOSPI指数が76ポイント安を記録したにもかかわわず、個人投資家の買い越し規模は5800億ウォン(約745億円)に達した。

 外国人投資家が7月13日以降13日(営業日)連続で合計5兆4000億ウォン(約6937億円)を売り越した間に、個人投資家が2兆4000億ウォン(約3082億円)を買い越した。このため、KOSPI指数は2000ポイントを超え、アリが市場の主役になった。

 韓国市場には「アリは市場を壊すことしかできない」という定説があるが、今年に入ってからはこの言葉とは裏腹に、個人投資家は外国人が浴びせた「売り爆弾」の受け止める役割を担っているとの指摘もある。

◆個人投資家の買いパワー

 アリによる買い注文の勢いには驚くべきものがある。個人投資家が大半を占める証券取引口座開設数が史上初めて1000万口座を超えた。経済活動人口(2459万人)のうち、10人に4人が株式投資を行っている計算だ。

 個人投資家の投資ファンド取引口座数も1588万口座(6月末現在)に増加し、世帯数(1599万世帯)に匹敵する数となった。昨年末の1239万口座から1日(売買日基準)当たり2万口座、1分(午前9時-午後4時の取引時間基準)当たり48口座という猛烈なペースで増え続けている。

 株式市場周辺に存在する投資待機資金(顧客預かり資産とCMAの合計)も30兆ウォン(約3兆8500億円)を超えた。土地補償金から定期預金まで個人のまとまった資金が株式市場に続々流入しているためだ。

 大口の株式取引も急増した。証券先物取引所によると、7月の個人投資家による1億ウォン以上の大口注文件数は1日平均1万4615件で、1月(4390件)の3.3倍に膨らんだ。

◆下落主導から安値物色へ

 韓国株式市場で個人投資家はこれまで株価が下落するとそれに追随することが多かった。アリが大挙して市場に群がると株価が反落するとの定説があり、外国人投資家や機関投資家も損失を受けたりした。

 しかし、最近は全く反対の傾向を示している。アリたちは株価が下落すると、値ごろ株という果実を求めて買いに走っているのだ。

 今年1月10日には株価が今年最安値の1355ポイントまで落ち込んだが、個人投資家は8日連続で底値買いを主導した。外国人が7日連続で売り越したのと対照的だ。株価は年初来30%上昇したが、果実の相当部分はアリが持っていったことになる。

◆長期投資が正解

 しかし、アリがこのまま勝ち点を積み重ねることができるかは疑問だ。未来アセット資産運用のク・ジェサン代表は「KOSPI指数が2000ポイントを超え、専門家であるわれわれも資産をどのようにするか迷うのに、一般の投資家がどれだけ銘柄を見極められるかは分からない」と指摘した。

 専門家は個人投資家が短期売買を行うと損失を受ける確率が高まるとして、優良株に長期投資する原則を守るようにアドバイスしている。

趙義俊(チョ・ウィジュン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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