Print this Post Article Lists Back

900年ぶりに引き揚げられた「財宝」は海よりも青かった

竹島沖で高麗青磁の水中発掘

 900年ぶりに人が手にした高麗青磁は、青い海の底よりも深い青色だった。沈没船に折り重なるように埋もれていた青磁には、オウム、ハスの花、そして魚の模様が描かれており、今にも陶磁器から飛び出して海の上に跳ね上がりそうなほど鮮やかだった。発掘団の許可を得て、手袋を取り素手で青磁に触ってみた。すると青磁は赤ちゃんの肌のように柔らかかった。その青い色と滑らかさにウットリとしていると、海底の潮のうなりが耳から遠のいていった。

 1日と2日、記者は3回にわたり北緯36度40分1931秒、東経126度10分3399秒、水深10メートルの海中に潜った。文化財庁国立海洋遺物展示館(ソン・ナクチュン館長)が発掘している忠清南道泰安郡近興面程竹里の竹島沖にある高麗青磁水中発掘現場を取材するためだ。文化財庁が水中発掘にメディアの直接参加を許可したのは異例のことだ。

 12世紀中盤、全羅南道康津郡竜雲里で作られた高麗青磁は、竹島沖で船と共に沈没した後、21世紀の今まで忘れ去られていた。今年5月、青磁1点の中に入ったイイダコが地元漁民に捕らえられたことから、この発掘が始まった。同展示館のムン・ファンソク水中発掘調査課長が率いた7月の第1回発掘では726点、今月1日から始まった第2回発掘では2日間で計2267点の高麗青磁が引き揚げられた。発掘団では「少なくとも高麗青磁1万2000点が眠っているものと推定される」と話している。

 忠清南道泰安郡近興面程竹里の竹島近海で高麗青磁が多量に発見され、本紙記者が韓国メディアで初めて水中発掘に参加した。

先週、国立海洋遺物展示館から「水中発掘参加許可」を受けた本紙文化財担当の慎亨浚(シン・ヒョンジュン)記者が1日、忠清南道泰安郡竹島沖の水深10メートルの海底で発掘作業員らの助けで高麗青磁の水中発掘に参加している。/写真提供=文化財庁国立海洋遺物展示館

泰安=慎亨浚(シン・ヒョンジュン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
このページのトップに戻る