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ACLサッカー:城南、試合に勝ってもすっきりしないワケ

 「これでは無理もないでしょう」

 城南一和の関係者たちは天を仰いだ。2-1の逆転勝ちには満足しているものの、どうも心がすっきりしない。それは、ほかでもない大雨のせいだ。

 これだけは避けたかったのだ。中東最強を誇るシリアのクラブチーム「アル・カラマ」との2007アジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグの準々決勝・第1試合が行われた19日、場所は城南タンチョン総合運動場。

 空席の目立つ観客席が、いつにも増して寂しく感じられる1日だ。試合前日から降り続いた大雨は、この日もタンチョン・グラウンドを容赦なく襲った。やむ気配は一切感じられない。

 優秀なシーズン成績と豪華なメンバーからは似ても似つかない観客動員数に、少なからずストレスを感じてきた城南のフロント陣は最近、ファンを増やすために多くの努力を傾けてきた。

 事務所の関係者がチームの象徴である「天馬」の仮面を頭にかぶり、街頭で広報活動を行ったほか、地域のファンを集めようと、さまざまなマーケティングを行ってきた。

 しかし、城南フロント陣の涙ぐましい努力にもかかわらず、ファンたちは試合を観に来ようとはしなかった。いや、そもそもファンの側に競技場を訪れようとする思いがなかったに違いない。すべては時ならぬ大雨がもたらした天災だった。

 アル・カラマ戦が行われたこの日、わずかばかりの女子高生たちが本部の右サイドに陣取り、黄色の長い風船を手に応援を繰り広げたのがすべてだった。サポーターズ「天馬不死」の叫びも、大雨には勝てなかったのだ。

 ホームというアドバンテージを最大限に生かすためには、不可欠なサッカーファンたちの歓声を、台無しにしてしまった大雨。寒風が吹きすさぶスタンドを見て、むしろ力を得たのはアル・カラマの方だった。

 「こんな大雨の日に試合を見に来てくださいとお願いするのはタブーでしょう」

 城南関係者のもらしたため息が、余韻を残した1日だった。

OSEN/朝鮮日報日本語版

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