卞良均氏、産銀総裁に省谷美術館の支援を要請
シン・ジョンア元東国大助教授(35)の擁護に権力層が介入したとされる事件を捜査しているソウル西部地検は22日、卞良均(ピョン・ヤンギュン)前大統領府政策室長(58)から「産業銀行の金昌録(キム・チャンロク)総裁に省谷美術館への支援を要請した」という証言を引き出した。検察はまたシン容疑者からも「卞前室長が口利きをしてくれた後で産業銀行の金総裁に直接会って、後援問題について相談した」との証言も確保した。金総裁は最近検察による調査で、「外部への協賛は広報室長が権限を持っているので知らない」と証言していた。
検察は近く産業銀行の金総裁に再び出頭を求め、省谷美術館への後援について偽証した理由などを集中的に追及する方針だ。検察は後援の背後に卞前室長と金総裁が高校での同窓生であるという関係だけでなく、なにか見返りがあった可能性もあるとみて捜査を進めている。
検察はさらに東国大学理事長だった英培(ヨンベ)僧侶(本名:イム・ヨンテク)が創建したフンドク寺(蔚山市蔚州郡)が国庫から支援を受けられるようシン容疑者に手回しを頼み、シン容疑者が卞前室長にこれを直接要請した事実も明らかにした。検察は東国大学理事長室を家宅捜索し、フンドク寺に対して国から支援が行われる過程で、英培僧侶がシン容疑者に手回しを頼んだ事実が書き込まれた手帳を押収したという。検察はこの日卞前室長とシン容疑者を再び出頭させ、2人からもこれらを裏付ける証言を得たこともわかった。検察はこの日英培僧侶も再び出頭させ、フンドク寺に特別交付税10億ウォン(約1億2500万円)が支援された経緯について追及した。
検察は秋夕(韓国の旧盆)連休が終わった直後に卞前室長に対し、職権乱用と国庫損失の罪などを適用して事前の逮捕状を請求する方針だ。検察は逮捕状が棄却されたシン容疑者に対しても、学歴詐称(私文書偽造など)以外にも横領などの容疑を適用し、卞前室長と共に逮捕状を再請求する方針だという。
検察はシン容疑者が2005年末に裁判所に破産を申請した当時、青松農協から融資を受けた5000万ウォン(約626万円)の一部についての債務を免除してもらう目的で職業と収入を偽った事実も確認し、「詐欺破産」容疑も追加で適用する方針だ。
さらに検察は企画予算処と行政自治部から特別交付税の編成と交付についての資料の提出を任意で受け、フンドク寺以外の他の寺院にも卞前室長の指示で不当な国庫支援が行われなかったか捜査を進めている。
シン・ウンジン記者
キム・ジン記者
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