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日本統治時代の情景残る栄山浦、「登録文化財指定」申請へ

 全羅南道羅州市栄山洞の栄山浦一帯が、近代史跡として整備されることになった。

 同市は9日、「20世紀初頭の日本統治時代の情景がそのまま残っている栄山洞一帯を近代史跡として整備し、観光名所にしていく計画だ」と発表した。

 同市はまず来月、文化財庁に対し栄山浦一帯の登録文化財への指定を申請することを決めた。指定を申請する区域は、栄山浦の船庫から精米所の通りまでの約750メートルで、当時形成された市街地や日本式の家屋、商店街など約100軒の建物が往時を偲ばせる。このため、日本統治時代を扱った映画『将軍の息子』のほとんどのシーンがここで撮影された。

1910年代、栄山浦東町から見た中町通りの様子。

 この地域は当時、羅州平野などで生産されるコメなどの穀物を精製するため、数十カ所の精米所が営業していたが、そのうち3カ所が現在も残っている。

 栄山浦は木浦港の開港とともに、日本人の韓半島(朝鮮半島)内陸部への侵出や「収奪」のための拠点となり、また羅州平野一帯のコメや木浦港などに水揚げされた水産物が集まる、湖南(全羅道)地方最大の農水産物の集散地だった。

 羅州市では、栄山浦一帯のように日本統治時代の情景がそのまま残っている所は他になく、また町並みの登録文化財への指定を目指すのも初めてだ、と話している。同市はまた、原型がそのままに保存されている、かつての日本人の地主の家など歴史を今に伝える建物を買い入れ、歴史教育の場として活用していくとしている。

1940年代の栄山浦の船庫。

 同市は既に、栄山浦一帯の日本統治時代の街並みの現況について調査するなど、基礎的な調査・研究を終えており、近日中に民間団体や行政機関、学界などが参画する協議機関を設置し、具体的な整備の方向性を検討する方針だ。

 同市は「日本の植民地としての収奪の現場を保存することにより、新たな観光資源として活用していく」とコメントした。

 登録文化財は、近・現代の建物や施設、芸術作品、生活文化資産、史跡などを保存・活用するため、保存が必要な対象物を選定し、文化財庁が指定する。

栄山浦に残る日本式の地主の家。/写真提供=羅州市

キム・ソンヒョン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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