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【コラム】今も続く韓国式英語教育の弊害(上)

 米国での語学留学を終えて帰国した娘を、英語塾に通わせることになった。現在小学校3年の娘は、去年のちょうど今ごろ米国に渡り、1年ほど一生懸命英語を勉強した。そのかいあって帰国する前には『ハリー・ポッター』などの映画を字幕なしで見たり、現地の子どもたちと電話で20-30分しゃべったりするようになっていた。

 自宅の近くに、比較的評判の良い英語塾があると聞き、子どもを連れて訪ねてみた。親切な感じの担当教師が、子どもの実力を判定するために試験をすると言い、答案用紙とマークシートを渡した。絵を見た後で、その絵の説明に適した英語の文章を選んだり、英語の文章が読み上げられるのを聞いて、文章の内容に合うもの、もしくは合わないものを選んだりといった調子の試験だった。まるでTOEICのような試験だった。

 娘はこの日、生まれて初めてマークシートなるものを見た。そして「合わないものを選べ」という指示の意味をうまくつかめないでいた。教師はラジカセの再生ボタンを押すと、部屋から出て行ってしまった。そのまま一緒にいてもよいとの話だったので、わたしは娘が慣れない手つきでマークシートを塗りつぶすのを見ていた。表情から、娘が戸惑っていることがよく分かった。2問目を解き損ねて、そこからは解答する欄がずれ始めた。見ていられなくて、ずれていることを教えた。試験が終わった後、「よく聞き取れたか」と尋ねると、娘は「聞き取るのはほとんど問題なかったが、答えを塗りつぶすのが難しかった」と答えた。

 試験の結果を見ると、100点満点で60点ほどだった。もしも2番の問題からマークをする位置がずれていたら、点数は零点に近かったかも知れない。教師は「お子さんには、これまでと違った形での勉強が必要だ」と話した。そして「韓国で英語を勉強する場合、どの塾に通おうが、さっきのようなクラス分け試験を受けなければならないし、60点なら低いレベルのクラスから始めなければならない」と説明した。マークシートを正確に素早く塗りつぶすテクニック、文法問題のわなにすぐに気づく能力などは、実力を評価する上で重要な要素だという。その説明によると、子どもに必要なのは英語ではなく、コングリッシュ、つまり韓国式の試験英語ということらしかった。

キム・ドンソク記者(スポーツ部)

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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