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【コラム】今も続く韓国式英語教育の弊害(下)

 子どもが米国で通った英語学校の教師は最初子どもの実力を判定するため、名前を尋ねたり、学校生活について訪ねたりした。試験らしい試験と言えば、英語で1から20まで数えさせることくらいだった。当時教師にその理由を尋ねたところ、「今の年齢は聞いたり話したりしながら、自然に言葉を身につけていくべき時期」という説明だった。この教師は「文法や作文などを勉強するのは聞き取りや会話に慣れた後からでも遅くない」と付け加えた。

 われわれの周りには、TOEICやTOEFLでは高得点を挙げながら実際には一言も英語をしゃべれない人たちが珍しくない。TOEICで満点を取ったという新入社員が、海外からかかってきた国際電話にあたふたする様子を見て、ひどく裏切られた思いをしたという会社役員の話も聞いたことがある。韓国には文法問題だけは瞬時に解いてみせるが、肝心の会話はまったく出てこない「コングリッシュ専門家」にあふれている。

 こうした現象も今や過去の旧式英語教育の弊害でしかなく、今の子どもたちは「本物の英語」を勉強しているだろうと信じていたのに、どうやらそれは甘い考えだったようだ。すべての努力が点数化されてこそ納得するという韓国社会の雰囲気の中で生き残るためには、子どもにはまず「コングリッシュ・テクニック」や「得点テクニック」を教えなければならない。そうした訓練を受けた子どもたちが、実際に英語を使わなければならない状況に直面したとき、われわれの時と同じようなもどかしさを経験しなければならなくなるのではないかと考えると、気が重くなってしまった。

キム・ドンソク記者(スポーツ部)

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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