KTX衝突事故:KORAILの対応に抗議相次ぐ
3日朝に釜山駅構内9番ホームで発生したKTXの衝突事故は、被害は幸い乗客二人が擦り傷を負っただけで済んだ。しかし一部では今回の事故は起こって当然のものだったとも指摘されている。
この日の事故で6時30分に出発予定だったKTX110号のおよそ500人の乗客が、別の列車に乗り換えるかほかの交通機関を利用するために1時間ほど要するという騒動が起こり、KTXがこの事態について十分な説明も行わなかったことから、利用客が抗議する場面があちこちで見られた。
韓国鉄道公社(KORAIL)による復旧作業も4時間を要したことから、列車の遅延による賠償を定めた約款により、KTX利用客は到着駅で払戻金を受け取った。
韓国鉄道公社と警察は、この日の事故が機関士の不注意によるものなのか、あるいは列車の構造上の欠陥によるものなのかを明らかにするために、原因究明に全力を傾けている。
最先端システムを備え、また時速300キロの高速で走行するKTXは、一般に知られているのとは異なり在来線(釜山-東大邱)と専用線区間(大邱-ソウル)の双方で機関士による手動運転がかなりの部分で必要であることから、単純な機械的欠陥である可能性は低いと指摘されている。
とりわけこの日事故が発生した釜山駅と在来線区間にはATS(列車自動停止装置)が設置されており、信号機とポイントに連動した停止信号により機関士がプレーキをかけなくてもATSが作動し、列車を自動的に停止できるようになっている。
一般的に列車追突事故の主な原因は信号制御装置の誤作動と機関士の取り扱い不注意とされていることから、この日の事故についても機関士と線路管理チームに対して正確な事故原因究明のために調査が行われている。
しかし一部では今月1日にテスト運転が開始された「KTX一人乗務制」により予測されていた事故が、実際に起こったものだとも指摘されている。
鉄道労組側は、「今回事故を起こしたKTX112号の機関士は、事故前日の夜10時31分に勤務を終えて宿舎に戻り、翌日3日深夜1時に出勤して徹夜で列車を点検した後に、鉄道車両管理団から釜山駅構内まで列車を移動する途中に事故が起きた」として一人乗務制に対する不満を表明した。
KTXは1台の編成におよそ400億ウォン(約51億円)が必要で、1回の運行で1000人の乗客を輸送できる大型輸送手段であることから、何よりも安全が最優先されなければならない。それにもかかわらず鉄道公社側は過去10年間行ってきた二人乗務制を、最近一人乗務制へと転換した。その結果として発生した事故だと労働組合関係者は主張している。
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