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韓国、日米並みの「高額紙幣時代」に(上)

 今回10万ウォン(約1万3290円)紙幣の肖像画の人物として選定された白凡・金九(キム・グ)=1876‐1949年=は、李承晩(イ・スンマン)元大統領以来、半世紀ぶりに大韓民国政府樹立以降まで生きた人物だ。李元大統領は過去10種の紙幣に登場したが、4・19事件以降、世宗大王などに代わっていた。また、5万ウォン(約6640円)札に描かれる申師任堂(1504‐51年)は、韓国紙幣史上初の女性偉人モデルとなる。1962年5月16日に発行された100ウォン(約12円)紙幣に「貯蓄通帳を持った母子」が登場したことがあったが、歴史上の人物ではなかった。

◆申師任堂、柳寛順と競う

 今回の人物選定を主導したのは、歴史や哲学を専攻する8人の専門家と韓国銀行副総裁、発券局長など計10人で構成される諮問委員会だ。

 金九は、アンケートの結果圧倒的優位に立ち、早くから有力候補に挙がっていた。しかし、選定の過程で、金九が韓国の単独政府樹立に反対したという点から議論が起こった、と韓銀幹部らは話している。

 一方、二人のうち一人は女性になる可能性が高かった。女性団体からの要求が強かったためだ。1枚のカードをめぐり、申師任堂は最後まで柳寛順(ユ・グァンスン)と争った。しかし、独立運動家の金九が10万ウォン紙幣の候補として有力になったことから、同じ独立運動家の柳寛順は自ずと除外されたのだ。

 しかし申師任堂の選定について、一部の女性団体からは反発も出ている。韓国女性団体連合のキム・ウンギョン政策部長は「韓銀が申師任堂の選定理由として述べた“子どもの才能を生かす教育の成功”は、女性の役割を子どもの養育に限定しており、女性の社会進出という時代の流れを反映していない」と主張した。

金洪秀(キム・ホンス)記者

パク・スチャン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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