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コナミ杯:「真の勝者」はSK(上)

 【OSENイ・サンハク記者】9回裏2死、中日の守護神・岩瀬仁紀がSKの李宰元(イ・ジェウォン)をレフトフライに打ち取った瞬間、中日ナインは一斉にマウンドに駆け寄り、喜びを分かち合った。

 11日、東京ドームで行われたコナミカップ・アジアシリーズ決勝戦での最後の場面だ。その喜びようは、日本シリーズ優勝時と変わらないほどだった。「ボーナスゲーム」にすぎないコナミカップだったが、いざ初戦でSKに敗戦すると、中日の選手らにとっての「ボーナスゲーム」はいつしか国家対抗戦と化していた。

 それだけSKは強かった。6-5と1点差で負けはしたものの、もし明日また試合があれば勝てるという自信を得た。

◆ハイレベルの野球

 野球にはいろいろなスタイルがある。守る野球もあれば打つ野球もある。勉強に王道がないように、野球にも王道はない。しかし、野球にもレベルの差というものが歴然とある。どんな野球をするにしても、基本がしっかりしているか否かによって見えないところで力の差が現れる。野球はミスをいかに減らし、相手のウィークポイントをいかに攻略するかが勝利のカギだ。まして優勝チーム同士の対戦ではなおさらだ。SKの金星根(キム・ソングン)監督は「惜しくも準優勝に終わったが、力で負けたとは思っていない」と語った。

 今回のコナミカップでSKはハイレベルの野球を見せた。SKのハイレベル野球とは、ミスを減らし、相手のウィークポイントを攻略するという野球の基本スタイルだ。SKは4試合で38安打、37得点をマークした。10安打放っても1点を得ることができず負けるのが野球だ。しかし、SKはきわめて効率的に得点を挙げる試合をした。4試合で相手チームから7個の失策を誘ったのが大きかった。台湾・統一ライオンズと中国選抜を相手に1個の失策しか記録しなかった中日がSKとの対戦では2試合で3個の失策を犯したのは偶然ではなかった。

 中日の失策は、空から降ってきたものではなく、SKの機動力野球の賜物だった。予選初戦で中日は4回表、一塁手の新井良太が二塁からの送球を落球するという失策を犯した。もちろん二塁手・荒木雅博の送球にも問題があったが、その起因は李晋暎(イ・ジンヨン)の全力疾走だった。この間に二塁走者の金宰炫(キム・ジェヒョン)がホームを陥れ先取点を挙げた。6回表には三塁手の森野将彦が趙東和(チョ・ドンファ)の平凡なサードゴロをお手玉する失策を犯した。ボテボテの打球だったものの、趙東和の俊足を意識したきらいがあった。

 趙東和は金宰炫の二塁打でホームを踏んだ。決勝戦でもSKは1回裏、鄭根宇(チョン・グンウ)が二盗に成功。さらに捕手の悪送球を誘い三塁まで進んだ。鄭根宇も李晋暎の右前安打で先制のホームを踏んだ。SKは、相手チームが失策を犯すたびに必ず得点に結び付ける抜け目のない攻撃を見せた。その反面、SKは4試合32イニングで失策はたった1個だった。それも決勝戦での7回表、投手・宋恩範(ソン・ウンボム)による二塁への悪送球だった。厳密に言えば野手の失策はなかった。反対に7回表1死一・三塁の場面で森野のライトフライの際、李晋暎が矢のようなバックホームをして、三塁走者・藤井淳志のタッチアップを阻止した。一つでも多く進塁し、一つでも進塁を阻止する野球の基本をSKはそのまま実践した。

OSEN/朝鮮日報日本語版
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