コナミ杯:「真の勝者」はSK(下)
◆真の勝者
決勝戦での8回裏、起死回生の同点2ランを放った「国民的右翼手」李晋暎は今回のコナミカップで再度国際級の選手であることを証明した。決勝戦はSKが敗れたものの、李晋暎は自信を失わなかった。「国際大会で日本と数多くの試合をしたが、韓国プロ野球の実力は日本と対等だと思う。韓国戦に先発したレベルの中日の投手は韓国にもいる。ほとんど差はない」と語った。普段、口数が多くて有名な彼だが、決して戯言ではなかった。
予選初戦に先発した中日の中田賢一は、今季14勝8敗、防御率3.59の成績を挙げたトップクラスの投手だった。しかしSK戦では6回4安打3四死球3失点という投球内容だった。自責点は1点だったが、野手の失策を誘ったのはほかでもないSKの打者だった。日本ハムとの日本シリーズ第5戦で8回までパーフェクトピッチングをした山井大介も、決勝戦では7回3失点と好投はしたものの、本塁打1本を含む5安打3四死球と苦しい投球内容だった。また、リリーフの岡本真也に至っては李晋暎に超特大の135メートル弾を浴びた。唯一SKが越えられなかった壁は守護神・岩瀬だけだった。
打者だけではない。投手陣も決して中日に引けを取ってはいなかった。初戦で6回3分の2を投げて3安打、3四死球、5奪三振、1失点の投球内容で日本列島を呆然とさせた投手・金広鉉(キム・グァンヒョン)の威力は恐るべきものだった。中日を相手に2試合でパーフェクトリリーフをした賈得焔(カ・ドゥクヨム)は東京ドームに冷水を浴びせた。もちろんそこには当代最高の捕手、朴勁完(パク・キョンワン)のリードがあった。91年、初の韓日スーパーゲームで日本野球界が誇る古田敦也の頭脳的なインサイドワークにレベルの差を痛感した韓国野球だったが、16年ぶりに古田に劣らない捕手を出場させ、コナミカップで日本を相手にハイレベルの野球を見せた。
さらに注目すべきはその集中力だ。予選では中日に6-3で完勝し、決勝戦では敗れたが、8回裏に同点に追いつき、最後の最後まで中日を苦しめた。今シリーズでSKは、決して崩れることのない韓国チャンピオンとしての集中力と底力を発揮した。SKの全員野球に、中日も韓国野球を軽視できないことを実感した。
コナミカップ前まで「勝敗は時の運」とあいまいな態度を見せていた中日の落合博満監督でさえ、「照れくさい優勝。やはり勝つのは難しい」と感想を述べたのも、結局SKの力だった。結果は準優勝に終わったものの、その過程は優勝と変わりなかった。これが、あえてSKをコナミカップの真の勝者とみなす所以(ゆえん)だ。
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