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物価:韓国のガソリン価格が高い理由

【特集】韓国の物価はなぜ高いのか(7)

 韓国の一人当りの国民所得(国内総生産基準)は香港の65%に過ぎない一方で、交通費はなぜ高いのだろうか。

 まずはガソリン価格と自動車の販売価格双方に税金が占める割合が高いからだ。ガソリンの場合、6月時点で交通税・教育税・走行税・付加価値税など1リットル当り875ウォン(約112円)支払わなければならず、消費者価格である1550ウォン(約199円)の56.4%を占める。軽油も47.8%が税金だ。

 韓国でガソリン価格に含まれる税金の割合は経済協力開発機構(OECD)国家の平均46%を大きく上回る。一方香港ではガソリンの消費者価格に占める税金の割合は45%で韓国よりも低い。

 自動車の販売価格も同様だ。欧州のA車のケースでは、韓国に輸出する価格(韓国の港に到着した時の価格・CIF基準)は1台当り1億1000万ウォン(約1411万円)だが、関税・特別消費税・教育税・付加価値税など様々な税金が4476万ウォン(約574万円)プラスされる。更に販売店・ディーラーによる流通段階を経て消費者価格の25%となる5165万ウォン(約663万円)のマージンが上乗せされ、消費者価格は2億600万ウォン(約2643万円)となる。韓国製自動車の販売店は販売価格の7%ほど上乗せするが、輸入車は輸入する企業が15%から18%、ディーラーが10%でほぼ30%近いマージンが上乗せされている。

 また、自動車の登録手続きにおいても、取得税・登録税・公債費など2104万ウォン(約270万円)の税を追加で支払わなければならない。一方香港は関税・特別消費税などはない。登録時に自動車登録税のみ支払えばよい。その上、香港に輸入される車の流通マージンは20%以内だ。

 輸入車ディーラーのBさんは、「個人的に直接米国のディーラーからドイツ車を購入して太平洋を渡り税金を支払って韓国に持ち込んだとすれば、1億5000万ウォン(約1924万円)ほどで済むが、韓国の正規ディーラーを通じて購入すると2億660万ウォン(約2650万円)に跳ね上がる」と明かしてくれた。

 また他のディーラーは、「以前韓国に輸入車を持ち込むには虚栄マーケティングで価格を高く設定していた。そのため韓国に輸入される他の輸入者もこれを基準に価格を設定している」と述べた。

特別取材チーム

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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