日本市場を席巻する韓国産パプリカ(下)
◆ゆずの華麗な変身
ゆずはアジア通貨危機以降、これといった消費先もなく、収穫期毎に価格暴落を重ねた。栽培を放棄する農家も続出し、2000年に1万3000トンを超えた生産量が03年には半分の7000トン余りにまで落ち込んだ。
しかし02年、ゆず茶に加工して輸出を始めてから5年で、瞬く間に貿易黒字農産物13位になった。145億ウォン(約1兆6149億円)の黒字だ。ゆずではなくゆず茶へと発想を転換したことにより、販路が開けたのだ。特に、中国・香港・台湾など中華圏だけで昨年123億ウォン(約14億9465万円)を販売した。ゆず茶が中国人の好きな黄金色である上、「健康茶」というイメージが加わり、人気を集めた。さらに自生ゆずがある日本でも、韓国産ゆずの香りと味が評価され、120億ウォン(約14億5820万円)相当のゆずが輸出されている。
3年前から中国カルフール、ウォルマートの100店舗にゆず茶を供給している(株)ダムタのチャン・スグン社長は「中国人は瓶入りのゆず茶を鶏肉料理のソースとして利用する。一方、熱い台湾地域の人はゆず茶をかき氷の上にかけて食べる。発想が変わればゆず茶の活用法が広がる」と話した。
◆一部加工品の国産化が課題
一部農産物の輸出は増加しているものの、依然として農産物の貿易全体を見ると、大規模赤字を免れない。今年に入り9月までに53億ドル(4兆8230億ウォン=約5897億3094万円)の赤字を記録した。
トウモロコシ(1兆2126億ウォン=約1474億円)、小麦(5460億ウォン=約663億円)、大豆(2784億ウォン=約338億円)など主要穀物が赤字の大部分を占めているが、意外なことに、赤字幅の大きい品目も目に付く。
代表的な品目はイヌの飼料で、329億ウォン(約40億円)の赤字を記録した。主に米国、日本から輸入されており、韓国の3大輸出花といわれるバラ、ユリ、ランの輸出で稼いだ3倍の額が、イヌの飼料の輸入に使われているという計算になる。
ウイスキーも1681億ウォン(約204億円)の赤字を記録、412品目のうち、赤字順位6位となった。最近、急激に輸入が増えているワインも、9月までに980億ウォン(約119億円)相当が輸入され、前年同期比で約70%増加した。
金正薫(キム・ジョンフン)記者
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