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利川倉庫火災:40人死亡、またも悲惨な後進国型惨事

 京畿道利川にある冷凍物流倉庫の地下で激しい爆発と同時に火災が発生し、この建物で作業を行っていた作業員57人のうち40人が死亡するという大規模火災が発生した。救助された17人は自ら脱出しあるいは救助されて病院で治療を受けているが、7人は重体だ。

 警察と消防によると7日午前10時50分ごろ、京畿道利川市戸法面酉山里の「コリア2000」冷凍物流倉庫地下1階の機械室で、突然「バーン」という爆発音とともに火災が発生した。火災が発生した当時は倉庫内の地下1階で作業員57人が、電気の配線工事や冷凍設備の冷媒に用いられるフロンガスを注入する作業などを行っていた。

 利川消防署の関係者は、「作業員が冷凍配管を設置しながら電気溶接を行うために火をつけたところ、これが空気中に充満していた気化油に引火して爆発したようだ。引火した気化油は、先月行われた内部壁と天井に10センチの厚さで断熱材の発泡ウレタンをかぶせる作業を行った際に生じたもののようだ」と推測した。

 「コリア2000」物流倉庫は昨年7月に工事が開始され11月5日に完成した。地下1階・地上2階で総面積は2万9583平方メートル、主に鋼板サンドイッチパネルで建設された。この倉庫は今月12日から営業を開始する予定で、この日作業員たちは冷媒のフロンガス注入作業や電気作業などの仕上げの工事に取り掛かっていた。引火物が放置された状態で、火災の発生に備えることもないまま作業を行っていたことから、安全に対する意識の低さによる人災と指摘されている。

 地下1階から出た火は、有毒ガスをまき散らしながら短時間で建物全体に広がった。警察と消防当局はこの日夜11時20分ごろ40人の遺体をすべて収容したが、作業員名簿に記載されていた57人以外にも被害者が発生する可能性があることから、引き続き捜索を行っている。発見された遺体は非常に損傷がひどく、身元の確認もなかなか進んでいない。

 火災が発生した当時の倉庫内にはフロンガスボンベやアンモニアボンベ、LPガスボンベ、15本の200リットル入りウレタン原料などの化学物質が数多く保管されており、爆発と同時に有毒ガスも大量に発生したようだ、と消防署は分析している。

 最初の爆発直前に建物から出てきた電気溶接工のアン・スンシクさん(51)は、「建物の外に出ようとすると、突然背中の後ろから“パーン”という爆発音が聞こえてきた。直後に2回の爆発が続いた」と証言した。

 警察と消防はこの日、消防車214台と消防官622人、警察2個中隊とレスキュー隊75人を投入して救助と消防作業を展開したが、建物内に保管されていた化学物質による爆発が相次ぎ、消火作業はスムーズに進んでいない。

利川=特別取材チーム

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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