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女子ハンド:東京で再現された「生涯最高の瞬間」(下)

 試合は序盤から韓国の一方的なペースで進められた。韓国は前線に3人が立つ3‐3前進守備で日本の外からの攻撃を封じ込め、前半7分の時点で7‐1まで点差が広まった。前半を18‐12で折り返した韓国は後半も速攻で得点を重ね、GK呉令蘭(オ・ヨンラン)=36=の活躍などにより、後半10分を残した時点で10点差以上まで点差が広がった。その後韓国ベンチは主力を下げ、控えの選手を投入した。

 韓国の攻守の要はやはり主婦選手たちだった。映画『私たちの生涯最高の瞬間』のモデルとなった、スイス・ヒポバンクで活躍するオ・ソンオク(36)、スペイン・イトサックス所属のイ・サンウン(33)、そして碧山建設所属の呉令蘭、ルーマニア・プラショプに所属するウ・ソンヒら主婦4人が攻守ともに味のあるプレーで後輩たちを引っ張り、勝利の立役者となった。

 昨年8月にカザフスタンで行われた日本との予選では、審判の不公正な判定によりわずか12分で完全退場となったオ・ソンオク。この日は4得点に終わったが、何度も完璧なチャンスを作り上げた。またイ・サンウンはパワー溢れる突破で攻撃の活路を見出し、呉令蘭は大きな失点の危機を11回も防いだ。ウ・ソンヒは韓国チーム最多の7得点を挙げた。これらの選手たちは、「最後のオリンピック出場になるかもしれない北京行きの切符を勝ち取ることができ、本当によかった」と声を合わせた。

 4年前のアテネでは銀メダルに終わり、声が枯れるほどハンドボールに対する支援を訴えてきた林英喆(イム・ヨンチョル)監督は試合後、「アテネでは目前で逃した金メダルを、北京では何としても取り返したい」と勝利を誓いながら、「海外組を早めに招集して十分なトレーニングを積ませれば、北京ではアジアの自尊心を守ることができるだろう」と自信を示した。

 勝利の立役者となったオ・ソンオクは、「オリンピックでしか感じられないような応援をしてもらった。今後もハンドボールに多くの声援を送ってほしい」と述べ、イ・サンウンは「多くの方々の努力で何とか勝ち取ったチャンスを生かせてうれしい」と語った。『生涯最高の瞬間』のもう一人のモデルであるイム・オギョンは、「当然の結果」と笑みをこぼした。映画の主役たちは東京を越え、北京での「私たちの生涯最高の瞬間」を再び心の中で描いていた。

東京=高錫泰(コ・ソクテ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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