橋を1回渡るごとに罰金6万円!?(下)
接岸施設がない釜山・ノクサン産業団地の実態
◆政府の近視眼的な対応で輸送ルートに不備
1995年に完成したノクサン国家産業団地の南側は海に面している。ところが、建設交通部は接岸施設を造らなかった。
同団地の南西には釜山新港(2006年開港)がある。だが、海洋水産部は新港と同団地を結ぶキョンマ橋の設計に当たって許容荷重を40トンとし、しかも地盤沈下のため完成が遅れている。そのため、現在ある新港への連絡道路へ迂回しようとしても、そこへつながる道路は高さが5、6メートルの高架道路4本と交差しているため、大きな荷物を載せて通ることができない。進出企業は「隣に新港が建設されるから進出したのに、利用できないなんて…」と訴え、当局に対策を求めてきた。
◆違法な過積載を12年間続ける
2000年代に入って造船業界は活況を呈し、それとともにノクサン国家産業団地への進出企業も本格的に大型船舶部品を作るようになったが、同時に過積載の取り締まりも本格化した。企業の不満が増大したため、06年末になって、釜山市が同団地の南西側にバージ船用の接岸施設を建設する案を打ち出したものの、海洋水産部・建設交通部・環境部・文化財庁と釜山市の11の部署が関わっていることから調整が難航し、まだ計画は進んでいない。釜山市工業技術課は06年、接岸施設の設計費用として1億ウォン(約1130万円)を予算に盛り込むよう求めたが、同市の予算担当部署ではこれをまったく反映させていないなど、同市内部でも調整が上手く行っていない。
◆行政自治部が調整に乗り出す
行政自治部は昨年6月、釜山市に対して行った合同監査でこの問題の所在を確認し、調整に乗り出した。行政自治部は釜山市の11の部署が行うべき業務について明示し、また海洋水産部など政府の四つの省庁に対しても、港湾工事の許可、環境アセスメント、渡り鳥の飛来地での工事の許可などについて前向きに取り組むよう求めた。また、19億ウォン(約2億1500万円)の予算は釜山市と海洋水産部が折半する案も打ち出している。だが、政府組織の再編に伴い、各省庁の業務が多忙になり、予算の計上が上手く行かなくなる可能性もあるため、関係業界は依然として懸念を払拭できていない。
釜山=朴重鉉(パク・ジュンヒョン)記者
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