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ビビンバは日本料理? 韓国料理の悲しい現実(上)

【特集】グローバル時代の韓国料理

世界に進出している日本の焼肉チェーン「牛角」のニューヨーク店は、マンハッタンで働くサラリーマンたちでいつも賑わっている。彼らが知っている「ビビンバ」「カルビ」など韓国料理のメニューは、すべて日本式の発音で表記されている。/ニューヨーク=金起勲(キム・ギフン)特派員

 ニューヨーク・マンハッタンのオフィス街、3番街にある焼肉店「牛角」。「Gyu-Kaku, Japanese BBQ Dining」と書かれた大きな看板がかかっている。客が店内に入るや、白人、黒人、インドネシア人、タイ人、チベット人など、人種も国籍もさまざまな従業員たちが、一斉に日本語で「いらっしゃいませ」と叫ぶ。日本国内の店とまったく同じスタイルだ。昼12時30分にはすべての席が埋まった。チベット出身の従業員、ソナムさんは「お昼と夕方のピーク時には、空席を探すのが容易ではない」と話す。

 店内の雰囲気は日本の居酒屋のような感じだが、メニューの50‐80%が韓国料理だ。「カルビ」「ビビンバ」「キムチ」「チャプチェ」「ナムル」「クッパ」といったメニューが目に付くが、それらはすべて日本式の発音で表記されている(韓国語ではカルビ、ナムルの「ル」、キムチの「ム」、チャプチェの「プ」をはっきり発音しない)。

 こうした日本式の表記のおかげで、「牛角」の従業員たちでさえ、韓国料理を「日本料理」だと思い込んでいた。従業員のソナムさんに、カルビやビビンバを指して「これはどこの国の料理か」と尋ねたところ、「日本料理です」という答えが返ってきた。また、友人3人とともにランチを食べに来たデービッド・カークさん(32)も、「カルビやビビンバが韓国料理だと、初めて知った。看板に“日本料理店”と書いてあるから、当然日本料理だと思っていた」と語った。

 翌日の昼、32番街のコリア・タウンで韓国人が経営する韓国料理店を訪れた。ここでは韓国人以外の外国人の比率は低かった。韓国の伝統料理、ソルロンタンで有名なA食堂の場合、約60人の客のうち、韓国人以外の外国人は10%にも満たない。また、プルコギ(韓国風すき焼き)やテンジャンチゲ(韓国風の味噌鍋)、ビビンバといった伝統的な韓国料理を出している近くの韓国料理店でも、客のほとんどは韓国系米国人や韓国人の駐在員、観光客などが占めている。

ニューヨーク=金起勲(キム・ギフン)特派員

シンガポール=キム・ソンユン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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