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ビビンバは日本料理? 韓国料理の悲しい現実(下)

【特集】グローバル時代の韓国料理

 韓国料理を「横取り」した国は日本だけではない。世界のあらゆる料理を出す店が激しい競争を繰り広げているシンガポール。この国の一流レストランを取り上げ評価した『シンガポールのトップ・レストラン2007』に掲載されている212店舗のうち、韓国料理店は「Crystal Jade Korean Ginseng Chicken & BBQ」のみだ。この店を経営しているのは、シンガポールの大手外食産業「クリスタル・ジェード」社。シンガポールをはじめ、中国・香港・韓国などアジア全域で高級中華料理店、ベーカリー、中国式のラーメン店、餃子店などのチェーンを展開している。同社の広報担当者は「2005年にオーチャード・ロードのニーアン・シティーに“Korean Ginseng Chicken & BBQ”の1号店を構えたところ、評判が良く、センターポイントのショッピングモールに2号店をオープンさせた」と話している。

 1月中旬に訪れたシンガポール最大の商業地域、オーチャード・ロードのセンターポイントのショッピングモールにある「Korean Ginseng Chicken & BBQ」のメニューは、サムゲタンやカルビ、プルコギが中心だが、スンドゥブチゲ(おぼろ豆腐鍋)、ビビンバ、キムチチゲ、ヘムルパジョン(海鮮とネギのチヂミ)、韓国焼酎、高麗人参茶まであった。平日の昼、店内は現時の人たちで一杯だった。韓国人が経営している韓国料理店では、客のほとんどを韓国からの観光客や出張で来たビジネスマン、韓国企業の駐在員たちが占めているのに対し、こちらの店は現地人がほとんどだ。

 シンガポール在住のパク・ゴノさん(35)は、「クリスタル・ジェードは韓国人が経営する韓国料理店と味は大して変わらないが、インテリアが洗練されている。陳腐な感じもしないし…。特に外国人に韓国料理を紹介したいと思ったとき、韓国人が経営する店には行かないようにしている」と語った。

 「韓国の味」を売り物にする店は増加の一途を辿っているものの、その収益はすべて外国人の懐に入っていく。これが韓国料理の現実なのだ。

ニューヨーク=金起勲(キム・ギフン)特派員

シンガポール=キム・ソンユン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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