「交通インフラ大国」へ変貌遂げる中国
中国では交通インフラの整備が急速に進み、鉄道、道路、航空路などで全国が網の目のように結ばれつつある。英経済誌エコノミスト最新号は、中国が高度成長と経済水準を世界レベルに押し上げることを狙って、全国で大規模な交通網整備を進めていると報じた。
1月に着工された北京-上海高速鉄道(延長1300キロ)は、中国の鉄道史上最も大規模なプロジェクトだ。 投資額は300億ドル(約3兆2300億円)で、工期は5年の予定だ。「弾丸列車」という別名でも呼ばれる同プロジェクトが完成すると、現在鉄道で10時間かかる北京-上海間が5時間で結ばれる。時速は250キロで、沿線に21の駅を設置する。黄河と長江にかかる橋りょうも新設される予定だ。
人々はわずか15年前でも中国旅行と言えば、速度がのろく人だらけの列車やバスを想像した。しかし、中国は1990年代から国内各地を結ぶ高速道路網の整備に着手。昨年末までに5万3600キロが完成した。2020年までにさらに7万キロを新設するのが目標だ。これに加え、都市と農村の貧富の差や公共施設の格差を解消するため、2010年までに農村部に30万キロの道路を建設する計画を進めている。
これまで投資が遅れていた鉄道にも資金を回し始めた。過去5年間で720億ドル(約7兆7600億円)を投資したのに続き、今年だけで420億ドル(約4兆5200億円)が鉄道に投入される予定だ。昨年10月に示された計画によると、2015年までに12万キロの鉄道路線を新たに建設する。世界銀行関係者は「19世紀以降の世界で最も大規模な鉄道拡張工事だ」と形容した。貨物鉄道の輸送能力は需要の40%を満たしているにすぎないが、2020年までに需要を完全に満たすことが可能な見通しだ。
同誌はただ、中国のインフラ建設が順調には進まないと予測した。これまでは国民との合意なしで政府主導によって全てが順調に進んだ。しかし、国民の生活レベルが向上し、政府計画に国民の要求を反映させようという動きが爆発的に広がっているためだ。
上海市人民政府前では先月、市民数千人が集まり、浦東空港と上海郊外を結ぶリニアモーターカーの延伸に反対するデモを繰り広げた。
政府はリニアモーターカーを他の都市の空港にも導入する計画を立てているが、市民は震動や騒音に耐えられないと強く反発している。
ピョン・ヒウォン記者
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