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米故障衛星の撃墜計画、中国・ロシアが反発

 米国が最近、故障した情報収集衛星「US‐193」を宇宙空間で撃墜する計画を発表したのに対し、中国とロシアが「偽装された軍事演習だ」と強く反発しており、対立が深まっている。

 中国外務省の劉建超報道局長は17日、「中国政府は今回の事態を非常に重視している。宇宙空間の安全と関係各国に損害を及ぼさないことを米国に要求した。中国の関係部門は状況を緊密に把握している」との声明を発表した。

 中国の国営メディアも強硬に批判している。華僑向け通信社の中国新聞社は、「衛星が積んでいる毒性物質が理由ではなく、宇宙空間に対する掌握能力を高めることが本当の狙いだ」と非難した。これに先立ち、ロシア国防省も16日、「新たな宇宙兵器開発に向けた、偽装した兵器実験だ」との非難声明を出した。

 AP通信などによると、米政府はこうした批判が相次いだことを受け、衛星撃墜は軍事目的ではなく、安全上避けられないことを広報するよう外交官に急きょ指示した。米国は撃墜された衛星の破片で被害を受ける国に対しては補償を行う意思を示している。

 米航空宇宙局(NASA)は14日、問題の衛星「US‐193」の燃料タンクに詰まれた毒性物質ヒドラジンによる人命被害が懸念されるため、北太平洋のイージス艦から大陸間弾道ミサイルを撃墜するための対空ミサイルSM‐3を発射し、同衛星を撃墜するとの計画を明らかにしていた。

 しかし、米国内でも「過去に328個の衛星が落下したが人命被害が出たことはない」(ニューヨーク・タイムズ)などといった疑問の声が出ている。

北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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