サッカー東ア選手権:韓国、数的優位生かせず

- 写真=AP/NEWSIS
カン・ミンスと郭泰輝(クァク・テフィ)は最初から最後まで北朝鮮の鄭大世(チョン・テセ)をマークした。うまく動きを抑えたかに見えたが、野獣は一瞬のスキを見逃さなかった。
許正茂(ホ・ジョンム)監督率いるサッカー韓国代表が、20日に中国・重慶のオリンピックスポーツセンターで行われた2008年東アジア・サッカー選手権の第2戦で、北朝鮮と1‐1で引き分けた。来月26日に2010年南アフリカ・ワールドカップ・アジア3次予選で北朝鮮と対戦する韓国は、前哨戦ともいえるこの試合では決着をつけることができず、通算成績で5勝1敗4分けとなった。2003年に優勝して以来、通算2回目の優勝を狙う韓国は、1勝1分けの勝ち点4となり、23日に同じく1勝1分け勝ち点4の日本と70回目の韓日戦で優勝を争うことになった。
北朝鮮のワントップだった鄭大世に備え、フォーバックの布陣で臨むと予告していた許監督は、予想通り4‐3‐3フォーメーションで試合に臨んだ。中国戦の先発から5人を入れ替え、選手たちの能力の把握も忘れなかった。
右腰の筋肉痛を訴えていた朴主永(パク・ジュヨン)に代わってコ・ギグがFWとして出場し、ヨム・ギフンとイ・グンホがサイド攻撃を担当した。金南一(キム・ナミル)、チョ・ウォンヒ、イ・グァンウがMF、DFはクァク・ヒジュ、カン・ミンス、郭泰輝、イ・サンホ。許監督就任以来初めて、キム・ヨンデがキーパーとして先発出場した。
北朝鮮は予想通り鄭大世をワントップとし、サイドからパク・ナムチョルとムン・イングクが瞬時に切り込んでくるという戦略だった。前半9分に鋭いミドルシュートでゴール感覚を見せつけたヨム・ギフンは、前半20分にフリーキックから素晴らしいシュートで相手ゴールネットを揺らした。鄭大世は前半、終始韓国DF陣の激しいマークで満足のいく動きができなかった。
後半3分には北朝鮮のパク・チョルジンが審判の判定に抗議しレッドカードを受けた。数的に優勢となった韓国が有利になると予想されたが、それまで思い通りに動けなかった鄭大世がついにその力を発揮した。後半27分に鄭大世はMFからのロングパスを落ち着いて処理し、郭泰輝とカン・ミンスを振り切って同点ゴールを決めた。日本戦に続く2試合連続ゴールだ。
その後韓国は激しい攻撃でリードを狙ったが、北朝鮮の守備を崩すことはできなかった。北朝鮮はほぼ全員が守備に回り、鄭大世のカウンターを狙うという戦術を取った。長いパスが通ると中国の観衆は熱い声援を鄭大世に送った。後半ロスタイムに韓国のイ・グンホの最後のシュートが北朝鮮GKリ・ミョングクの手に当たり、結局試合は引き分けに終わった。許監督は試合後、「たった1回のミスで失点したのは修正すべき内容だ。選手たちの能力をチェックできたことについては満足している」と述べた。
この試合の前には、日本が前半17分の山瀬功治のシュートによる得点を最後まで守り抜いて中国に1‐0で勝ち、韓国と同じく1勝1分けとなった。
重慶=チャン・ミンソク記者
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