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NYフィル平壌公演:「皆が『アリラン』に感動した」(上)

 歴史的な平壌公演を終えたニューヨーク・フィルハーモニックの一行は、27日午後3時、仁川空港に到着した。ニューヨーク・フィルの指揮者であるロリン・マゼール氏は入国ゲートでのインタビューで、アンコール曲『アリラン』を演奏した瞬間について、「われわれも彼らも皆が感動した。音楽を通じて全員が同じ人間であることが改めて分かった」と述べた。

 金正日(キム・ジョンイル)総書記に会えず失望しなかったかとの質問に対しては、「これまで自分のコンサートで米国大統領に会ったこともない。政治家はいつも忙しいものだ」と答えた。ニューヨーク・フィルは28日にソウル市内の芸術の殿堂で行われる公演を最後に、台北、香港、上海、北京、平壌、ソウルへと続くアジア・ツアーの全日程を終了する。

 これに先立ち、ニューヨーク・フィルは27日午前中に平壌の牡丹峰劇場で9時30分から1時間、北朝鮮を代表する朝鮮国立交響楽団と史上初の米朝室内楽共演を行った。

 この際、350の座席を一杯にした朝鮮国立交響楽団の団員と音楽大学の学生たちの前で、メンデルスゾーンの弦楽8重奏を演奏した。リハーサルをまったく行わない即席での演奏だったが、ある40代の男性客は、「初対面で演奏を行うのに、とても呼吸が合っている」と演奏を楽しんでいた。指揮者のマゼール氏は右手親指を上に突き出しながら、「北朝鮮の演奏家たちは皆が専門的で、鋭敏で集中力に優れている。これほどのハイレベルは期待していなかった」と満足げな様子だった。

平壌での公演を終えたニューヨーク・フィルハーモニックの常任指揮者であるロリン・マゼール氏が、27日午後3時に仁川空港へ到着し歓迎の花束を受け取っている。/写真=チェ・スンウ記者

平壌=金起勲(キム・ギフン)特派員

ナム・スンウ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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