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両手足が不自由な少女、ヒマラヤ登頂に挑戦

 「お父さん、少し座りたい」。太いロープに命綱をかけ、父に支えられて立っていたソン・ジェインちゃん(7)=水原・栗田小学校1年=がそう言った。「そうだね。あそこの岩に少し座ろう」。父親のソン・ジェヨルさん(36)はそう答え、1メートル上の岩まで移動した。こわばった両足を自分の手で曲げ、ジェインちゃんが岩に座った。「ああ、疲れた」

 ジェインちゃんは今月27日、父親のソンさんと一緒にネパールのナヤカンガ峰に登る。海抜5846メートルの山だ。ジェインちゃんは生まれたときから右手の指2本、左手は指がなく、両足は足首から下がない身体障害者だ。ソンさん親子は15日、京畿道果川の清渓山で登山の訓練を受けた。

 ナヤカンガへの登頂は芸能人のボランティア・グループ「愛の給食カー」(チョン・ジュノ代表)と本紙が共同で主催し、STXが警備、コーロン・スポーツが装備を支援する。登山隊の名前は「希望遠征隊」。手足切断障害者7人のほか警察官・芸能人など支援チーム28人で構成された遠征チームだ。京畿道地域所属の警察官6人は登山学校を修了し、「24時間勤務-24時間休息」という方法で勤務をしながら溜めてきた有給休暇を使って遠征に出発する。芸能人たちは「海抜5846メートル・コンサート」というギネスブックの記録にも挑戦する。ジェインちゃんはこの遠征隊で最年少の隊員だ。

 「ジェインが生まれた日、手術台の上にいるわたしに向かって医師たちが、妊娠中に服用した薬はあるかと深刻な表情で何度も聞くんです。そのときは初産だからかと簡単に考えていましたが、後で娘の障害のことを知ってしばらく泣きました」と母のチャン・ヨンスンさん(34)は話す。「そんなジェインがある日、一人で机をつかんで立つようになりました。その後からは、とにかく強く育てようと心掛けてきました」

両手足が不自由なソン・ジェインちゃんが15日、父親と一緒に京畿道果川の清渓山で登山の訓練を受けている。ジェインちゃんは27日、「希望遠征隊」の最年少隊員として他の身体障害者たちと一緒にネパール・ヒマラヤのナヤカンガ峰(海抜5846メートル)に挑戦する。

 4歳のとき初めて幼稚園に行った日も一人でスクールバスに乗せ、その後はマンションのエレベーターにも一人で乗せたという。義足でかけっこもしたし、バレリーナになりたいと思ったこともある。手のひらのしわにクレヨンをはさんで絵を描くこともできる。最近のジェインちゃんの夢は画家になることだ。母親のチャンさんは「どうしてわたしは弟と違うのかと聞かれることもあるけれど、まだ幼いせいか大きな問題にぶつかったことはありません。むしろ活発すぎて心配です」と話す。

 今年1月、後天的に手足を失った身体障害者の集まり、切断障害者協会(キム・ジンヒ会長)から「ヒマラヤに一緒に挑戦しないか」という誘いを受けた。父親のソンさんは「これから生きていく中で、辛いことがたくさんあるでしょう。ヒマラヤに行ってくれば自信がつくのでは…」と思い、この申し出を受け入れた。

 先月、漢拏山で行われた1回目の予備登山でジェインちゃんは1等賞を獲得した。父親のソンさんはもちろん、一緒に訓練していたメンバーたちも驚いた。15日、清渓山の岩の上で休んでいたジェインちゃんは「山に登るのも楽しいし、降りるのはもっと楽しいです。ヒマラヤにも必ず行きたい」と嬉しそうに話した。

 2時間余りの訓練を終えた父娘がロープを頼りに山を下る途中、ジェインちゃんは何がおかしいのか、クックックッと声を立てて笑った。横で見ていた母親は「ヒマラヤ登山に成功したら、親子二人でますます調子に乗りそうだわ」と言って微笑んだ。

朴鍾仁(パク・ジョンイン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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