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脱北ルートを行く(下)

【特集】天国の国境を越える

取材チームが雲南山を越えるときに履いた靴と取材道具を入れたリュックサック。18時間山道を歩き、川にも入ったため、ボロボロになった。ラオス国境の村で捨ててしまった。/チョン・インテクプロデューサー

 11月17日、ヨンファさんの母親に同行した2回目の脱走ルート。ラオスで取材陣は脱北者たちと別れ、中国に引き返した。警備が強化されたため、近道はふさがれていた。来た道をまた引き返すことにした。服は湿気をたっぷり含んでいる。辺りが暗くなると体温が急激に下がった。木の枝を集め焚き火をする。するとガイドが警告した。「兵士がやって来るぞ」だが、体を温めなければ歩くことすらできない。1時間後に出発し、やっとのことで中国国境を越えた。翌日ガイドがこう言った。「中国の兵士たちがわたしたちの焚き火を見つけ捕まえようとしていたそうだ。国境の村でうわさになっている。“間一髪で逃した”って」

 取材陣は運がついていたが、脱北者一家には悲劇が待っていた。07年8月29日、ソウルに到着した取材陣に、脱北者を支援する「トゥリハナ宣教会」から電話が来た。中国の公安(警察)が瀋陽の隠れ家を急襲したという。タイに到着したヨンミさんの姉クムミさん一家をはじめ6人が捕まり、連れ去られた。2歳の甥まで。「姉さんの夫が子供を黒いビニール袋に入れ豆満江を渡ったのに」バンコクの収容所からの電話で話したヨンミさんはそれきり、黙り込んでしまった。捕まった一家は中国・図們刑務所を経て、北朝鮮に連行されたことが確認された。その後の消息はまだ分かっていない。

特別取材班

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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