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マンションの特別分譲を狙いニセの養子縁組

巨額を横領したブローカーを摘発

 子どもが3人以上いて長期間住宅を持っていない世帯主がマンションの特別分譲を受けられる制度を悪用し、ニセの養子縁組で子どもを増やす手法でマンションの分譲を受けさせ、これを転売して差額を横領してきた不動産ブローカーが初めて摘発された。

 ソウル地方警察庁の経済犯罪特別捜査隊は23日、不動産ブローカーのハン某容疑者(45)を逮捕し、さらに別のブローカー14人を在宅起訴した。

 ハン容疑者らは日雇労働者や露天商など経済的に困難な人たちに接近し、200万ウォン(約19万9000円)から1000万ウォン(約99万5000円)を与え、彼らの子どもたちを名目上、別人と養子縁組させた。ハン容疑者らはまた、住宅を持たない世帯主たちに対し、「マンションの特別分譲を受けられるようにする代わりに、マンションの名義を自分たちにしてくれれば金を払う」と持ちかけ、他人の子どもとニセの養子縁組を行わせ、一人当たり100万ウォン(約9万9500円)から2000万ウォン(199万円)を支払った。

 警察はハン容疑者らから金を受け取って他人の子どもと養子縁組を行い、「無住宅・多子女世帯主」の資格を得てマンションの分譲を受けたキム某容疑者(44)ら無住宅世帯主19人、また自分の子どもをニセの養子に出したホン某容疑者(41)ら20数人も同時に摘発した。

 ハン容疑者らがこのような手法で分譲を受けたマンションは、京畿道東灘や仁川市松島地区、ソウル恩平ニュータウンなどの新都市マンション21戸で、これらを転売して4億8000万ウォン(約4780万円)以上の不当な収益を上げていた、と警察は明らかにした。韓国政府は2006年8月から出産奨励策の一環として、新規分譲マンションの3%を、未成年の子女を3人以上持つ長期無住宅世帯主向けに特別に分譲を行うと規定している。

李吉星(イ・ギルソン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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