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【コラム】好機を逃がすな(上)

 学生時代、「Make hay while the sun shines」という英語のことわざを学んだ記憶がある。直訳すれば「日の当たっているうちに干草を作れ」という意味。「好機を逃がすな」という教訓とも受け取れる内容だ。

 最近行われている韓国とロシアの首脳外交に向けた交渉を振り返ると、このことわざが頭に浮かぶ。ロシアの積極的な動きにも関わらず、韓国側のあいまいな態度で強力関係を強化できるチャンスを逃しているのではないか、という指摘が数多くなされているからだ。

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は昨年の大統領選挙で勝利した後、1月末に特使をモスクワに派遣したが、一行はプーチン大統領やその後継者のメドベージェフ第1副首相に会うことはできなかった。

 しかし、プーチン大統領は意外な提案を持ちかけてきた。ロシアの新大統領が就任する5月7日より前に、李大統領にロシアを訪問してほしいという意向を打診してきたのだ。もし実現すれば、プーチン大統領とメドベージェフ次期大統領の二人に一度に会えることになる。次期政権では外交権のない首相への就任を公言してきたプーチン大統領が、退任前に自らの露韓協力政策を再確認し、後任の大統領に協力関係の維持を訴えるとの見方が有力だった。

 プーチン大統領は自らの外交補佐官や外相を通じ、2回も同じような提案を繰り返した。特使からプーチン大統領の意向を聞いた李大統領は1月30日、「最初に米国へ行き、その後ロシアが希望する時期に行けるようにしよう」と前向きな反応を示していた。

 しかしそれからおよそ1カ月。米-日-中-露というこれまでの首脳会談の順序を守るためなのか、あるいは別の理由があるのか、韓露首脳会談についての韓国の立場はまだ整理されていない。プーチン大統領は2月末に行われた李大統領の就任式にジュフコフ首相を特使として派遣し、早期の首脳会談実現というロシア側の意向を再び伝えてきた。

モスクワ=権景福(クォン・ギョンボク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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